【ビジネス書用】電子書籍の本文の書き方|テンプレート有

電子書籍が書きたいけど、原稿はどう書いたらいいの?

電子書籍を出版したいけど「原稿が書けない」と悩む人もいいのではないでしょうか。

実は、電子書籍には王道テンプレートがあります。

本記事では、【ビジネス書向け】電子書籍の本文の書き方を解説していきますね。

読み終えた頃には、あなたの本の構成が見えてきますよ。

目次

電子書籍の構成とは

電子書籍はまえがき・本文・あとがきで構成されています。

今回は「本文」について詳しく見ていきましょう。

まえがき」「あとがき」は、それぞれの記事からご確認ください。

▼前書きの書き方はこちら
前書きの書き方【実用書向け】何を書く?コツと役割、実例
▼本文の書き方はこちら
【ビジネス書用】電子書籍の本文の書き方|テンプレート有
▼後書きの書き方はこちら
後書きの書き方【実用書向け】何を書く?コツと役割、実例

電子書籍の原稿本文の作り方

本文の構成は、次の方法で作りましょう。

  1. PREP
  2. 4つの学習タイプ
  3. 参考となる本の目次を参考にする

ここからは、一つずつ解説していきますね。

PREP(プレップ)

PREPは、プレゼンテーションの型。

疑問に次々答えていく形式で、人が理解しやすい型といわれています。

PREPの流れは、次の通りです。

PREPの型
P:結論
R:理由
E:事例、補足情報等
P:結論

まず結論を書き、理由を添える。細かい解説を加え、最後に結論で〆ます。

たとえば、「電子書籍を作るのがおすすめ」と言いたいとします。すると、以下のようにかきます。

PREP見本
P:電子書籍がおすすめ
R:(なぜなら)不労所得になるからです
E:出版したらほったらかしでOK、売れるほどに利益が出ます
P:(だから)電子書籍がおすすめです

こうしてみると同一の長さに見えますが、RやEの部分が長くなるでしょう。

あくまで流れなので「だいたいこの流れになっていればOK」くらいに思ってください。

本全体を1つのPREPでまとめてもいいし、小さなPREPを重ねて全体を作っても構いません。

PREPを利用することで、読者が理解しやすい文章が書けますよ。

4つの学習タイプ

人は何かを学んだ時、4つの反応に分かれるといわれます。

4つの学習モデルの型
なぜ:理由、動機付け
何:具体的な内容、証拠
どうやって:手段、方法、計画
今すぐ:明確な行動

たとえば、「電子書籍を作るといいよ」と言われたとします。すると、以下の反応に分かれます。

4つの学習モデル見本
なぜ:なぜ電子書籍がいいの?(理由、動機付け)
何:電子書籍って何?(具体的な内容、証拠)
どうやって:電子書籍って、どうやって作るの?(手段、方法)
今すぐ:よく知らないけど今すぐ作りたい!(明確な行動)

電子書籍を作る理由がわからない人に作り方を教えたって、理解できないですよね。本人は必要性を感じていないのですから。

なぜ・何・どうやって・今すぐ」すべてに言及することで、万人が理解できる型といわれています。

4つの学習タイプを活用することで、どんな読者にも理解しやすい電子書籍が作れますよ。

参考となる本の目次を参考にする

考えるのが面倒な人は、参考となる本を探しましょう。

自分の作りたい本のイメージに近い本を探します。そして目次を参考にしましょう。

「パクりでは?」と思うかもしれませんが、内容はまったく異なるはず。

構成を参考にするくらいなら、問題ありません。ただし完コピはやめましょう。

完成イメージに近い本を参考にすることで、現実的に「何をすべきか」「どんな内容を書けばいいか」が理解できるでしょう。

また「自分の本がどんなコーナーに置かれるか」「どんなジャンルに分類されるか」イメージがつくので、本作りが現実的に思えるでしょう。

ポイントは、売れている本を参考にすること。

売れていない本を参考にすれば、あなたの本も売れにくくなります。ぜひ売れてる本の、売れてる要素を取り入れてくださいね。

参考にする本を用意することで、あなたの本作りが加速しそうですよ。

参考|私が電子書籍の構成を作る時の流れ

私は4つの学習タイプで全体の構成を作ります。そして本文をPREPで書いていく流れですね。

まずは4つの学習タイプに書きたい内容を当てはめます。

どうやってと何は大抵決まっています。今すぐもすぐ出てきますね。ただ、なぜは最後にじっくり作ってます。読者を惹きつける、一番重要な部分ですので。

ちなみに、最初は売れてるビジネス書の目次も見ていました。しかし今は見てません。

本当はプロとして駄目なんでしょうが、私は型をベースに、書きたいことを優先させています。

最初は構成作りは難しかったです。しかし4つの学習タイプ遵守することで、難なく完成。慣れると、スラスラ作れるようになりました。

テンプレートを使えば、電子書籍の構成はすぐ作れる

電子書籍の構成を作る時は、次の方法がおすすめです。

  • PREP
  • 4つの学習タイプ
  • 参考となる本の目次を参考にする

個人的には、4つの学習タイプで構成を作り、本文をPREPで書いています。

ちなみに、私が本当に書きたい本は、数冊出版した後で出しました。

慣れないと書けない部分もあります。

まずは練習で一冊出版してから、本命に取り組んだ方がよいでしょう。その方が、スムーズに出版できます。

コツを掴めば、電子書籍はスイスイ作れます。だからまずは一冊出版できるよう、試してみてくださいね。

参考記事

kindleセルフ出版の流れをまとめました。

▼kindleでセルフ出版したい人はこちら

電子書籍の作り方&売り方|kindleセルフ出版の流れ

電子書籍に関する記事をまとめました。こちらに書いてない情報で質問があれば、お問い合わせからお知らせくださいね。

▼電子書籍作りで困っている人はこちら

お手上げな人の為の【はじめての電子書籍】作り方とQ&A

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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