後書きって、何を書いたらいいの?
電子書籍が普及した昨今。個人でも手軽にセルフ出版ができるようになりました。
しかし、本文作りに苦心する人も多いでしょう。
本記事では、あとがきの書き方について解説。
ビジネス書向けに書いていますが、広く実用書に応用できますよ。
▼前書きの書き方
→前書きの書き方【実用書向け】何を書く?コツと役割、実例
▼本文の書き方
→【ビジネス書用】電子書籍の本文の書き方|テンプレート有
あとがきの役割とは
まずは後書きについて、簡単に整理しましょう。
後書きとは
あとがきは、文章の最後に付ける言葉。
書籍であれば、本文後に付けます。
本文に触れつつも、本文とは独立した内容になります。
後書きを書く意味
あとがきは、読後の印象を大きく左右します。
本文に無関係だからと、適当に後書きを書いてはいけません。
「この本を読んでよかった」と思わせるためにも、内容には気を配りましょう。
後書きに何を書けばいいのか
後書きを書くコツは「フワっとさせること」。
具体的なノウハウには触れません。どちらかといえば、夢を語るような印象です。
後書きには、次の内容を書くとよいでしょう。
- 本ノウハウが実践できると、どんな未来が待ち受けているか
- 著者のビジョンやミッション
後述する「あとがきの書き方」で、これらの例文を記載します。
多分アレコレ説明されるより、見た方が早いと思うので。
なお、まとめを付けることも最適です。
しかし後書きとしてより、まとめは本文の補足という立ち位置になることが多いですね。
後書きとまとめは、別物として考えた方がよいでしょう。
実例付|あとがきの書き方
後書きは、どのように書けばよいのでしょうか。
拙著「占いライターのなり方」で書くとして、後書きの例文を作成しました。
なお、同著の後書きとは異なりますので、よろしければ読み比べてみてください。
前提条件として「私の紹介する占いライターのなり方は地味だが、初心者でも始めやすいよ」がウリとします。
ザックリと本書の内容が知りたい人は「占い師ライター」とは|9割の人が知らない実態となり方をご参照ください。
本ノウハウが実践できると、どんな未来が待ち受けているか
具体的な変化や「こうなったらいいな」という夢を書きます。
例文
本書の内容を実践すれば、あなたも明日から占いライターになれるでしょう。基礎的なライティングスキルが身につくので、他ジャンルでも活躍することができますよ。
著者のビジョンやミッション
作者自身が目指す未来を書きます。具体的には、次の2点に触れるとよいでしょう。
- 自分が望む未来
- そのために、自分がしたいこと
例文
・占いライターは、初心者でも始めやすく続けやすい。そのことを広めていきたいです。
・占い師は難しいけど、それでも占いを仕事にしたい。そんな占い好きに「占いライター」という選択を知ってほしいのです。
後書きを書く時のコツ
後書きは、青臭いくらいでOK。大きな話をしても問題ありません。
基本的には、変化は現実的なレベルがよいといわれています。
稼げると謳いたい場合、大富豪になれますより毎月旅行に行けますの方が刺さりやすいんですね。
しかし、後書きの場合は大きな話の方が刺さる。社会貢献の大きさで書いちゃってください。
後書きは、著者個人の思いを語れる場でもあります。
目標となるビジョンと志としてのミッションを力強く語りましょう。
共感したり作者の人柄に触れることで、読者がファンになってくれますよ。
フワッとした後書きで、読後の余韻を残そう
後書きには、次の内容を書くとよいでしょう。
- 本ノウハウが実践できると、どんな未来が待ち受けているか
- 著者のビジョンやミッション
概念的なので、難しく思うかもしれません。しかし構造は非常にシンプルです。
ぜひ上記2点を頭に入れて、実用書を読んでみてください。
「こういう風に書けばいいのか」「これがビジョンか」と、書き方が学べるでしょう。
ぜひあなたらしい素敵な後書きを書いてくださいね。
推薦図書:1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
「どう書けばいいかわからん」と悩んだら、他の本をたくさん読むのがオススメ。一番胸打たれたエピソードを参考にしたら、あなたの読者の心も熱くなりそうですよ。