電子書籍が書きたいけど、原稿はどう書いたらいいの?
電子書籍を出版したいけど「原稿が書けない」と悩む人もいいのではないでしょうか。
実は、電子書籍には王道テンプレートがあります。
本記事では、【ビジネス書向け】電子書籍の本文の書き方を解説していきますね。
読み終えた頃には、あなたの本の構成が見えてきますよ。
電子書籍の構成とは
電子書籍はまえがき・本文・あとがきで構成されています。
今回は「本文」について詳しく見ていきましょう。
「まえがき」「あとがき」は、それぞれの記事からご確認ください。
電子書籍の原稿本文の作り方
本文の構成は、次の方法で作りましょう。
- PREP
- 4つの学習タイプ
- 参考となる本の目次を参考にする
ここからは、一つずつ解説していきますね。
PREP(プレップ)
PREPは、プレゼンテーションの型。
疑問に次々答えていく形式で、人が理解しやすい型といわれています。
PREPの流れは、次の通りです。
PREPの型
P:結論
R:理由
E:事例、補足情報等
P:結論
まず結論を書き、理由を添える。細かい解説を加え、最後に結論で〆ます。
たとえば、「電子書籍を作るのがおすすめ」と言いたいとします。すると、以下のようにかきます。
PREP見本
P:電子書籍がおすすめ
R:(なぜなら)不労所得になるからです
E:出版したらほったらかしでOK、売れるほどに利益が出ます
P:(だから)電子書籍がおすすめです
こうしてみると同一の長さに見えますが、RやEの部分が長くなるでしょう。
あくまで流れなので「だいたいこの流れになっていればOK」くらいに思ってください。
本全体を1つのPREPでまとめてもいいし、小さなPREPを重ねて全体を作っても構いません。
PREPを利用することで、読者が理解しやすい文章が書けますよ。
4つの学習タイプ
人は何かを学んだ時、4つの反応に分かれるといわれます。
4つの学習モデルの型
なぜ:理由、動機付け
何:具体的な内容、証拠
どうやって:手段、方法、計画
今すぐ:明確な行動
たとえば、「電子書籍を作るといいよ」と言われたとします。すると、以下の反応に分かれます。
4つの学習モデル見本
なぜ:なぜ電子書籍がいいの?(理由、動機付け)
何:電子書籍って何?(具体的な内容、証拠)
どうやって:電子書籍って、どうやって作るの?(手段、方法)
今すぐ:よく知らないけど今すぐ作りたい!(明確な行動)
電子書籍を作る理由がわからない人に作り方を教えたって、理解できないですよね。本人は必要性を感じていないのですから。
「なぜ・何・どうやって・今すぐ」すべてに言及することで、万人が理解できる型といわれています。
4つの学習タイプを活用することで、どんな読者にも理解しやすい電子書籍が作れますよ。
参考となる本の目次を参考にする
考えるのが面倒な人は、参考となる本を探しましょう。
自分の作りたい本のイメージに近い本を探します。そして目次を参考にしましょう。
「パクりでは?」と思うかもしれませんが、内容はまったく異なるはず。
構成を参考にするくらいなら、問題ありません。ただし完コピはやめましょう。
完成イメージに近い本を参考にすることで、現実的に「何をすべきか」「どんな内容を書けばいいか」が理解できるでしょう。
また「自分の本がどんなコーナーに置かれるか」「どんなジャンルに分類されるか」イメージがつくので、本作りが現実的に思えるでしょう。
ポイントは、売れている本を参考にすること。
売れていない本を参考にすれば、あなたの本も売れにくくなります。ぜひ売れてる本の、売れてる要素を取り入れてくださいね。
参考にする本を用意することで、あなたの本作りが加速しそうですよ。
参考|私が電子書籍の構成を作る時の流れ
私は4つの学習タイプで全体の構成を作ります。そして本文をPREPで書いていく流れですね。
まずは4つの学習タイプに書きたい内容を当てはめます。
どうやってと何は大抵決まっています。今すぐもすぐ出てきますね。ただ、なぜは最後にじっくり作ってます。読者を惹きつける、一番重要な部分ですので。
ちなみに、最初は売れてるビジネス書の目次も見ていました。しかし今は見てません。
本当はプロとして駄目なんでしょうが、私は型をベースに、書きたいことを優先させています。
最初は構成作りは難しかったです。しかし4つの学習タイプ遵守することで、難なく完成。慣れると、スラスラ作れるようになりました。
テンプレートを使えば、電子書籍の構成はすぐ作れる
電子書籍の構成を作る時は、次の方法がおすすめです。
- PREP
- 4つの学習タイプ
- 参考となる本の目次を参考にする
個人的には、4つの学習タイプで構成を作り、本文をPREPで書いています。
ちなみに、私が本当に書きたい本は、数冊出版した後で出しました。
慣れないと書けない部分もあります。
まずは練習で一冊出版してから、本命に取り組んだ方がよいでしょう。その方が、スムーズに出版できます。
コツを掴めば、電子書籍はスイスイ作れます。だからまずは一冊出版できるよう、試してみてくださいね。
参考記事
kindleセルフ出版の流れをまとめました。
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