売れる電子書籍の条件とは?|対策ポイントと参考書籍付

中身さえよければ、売れる」と思っていませんか?

いいものと売れるものは、別物です。いいものなのに、売れない商品は沢山ありますよね。日本製品は秀逸なのに、世界市場では苦戦しています。同様に電子書籍も、素晴らしい内容の本が売れなかったりします。

電子書籍を売るためには「電子書籍が売れる流れ」を押さえましょう。すると「売れるために必要な要素」が見えてきます。

本記事では、電子書籍が売れるまでの流れを解説し、売れるための対策をご紹介しますね。読み終えた頃には、本当に注力すべき部分がわかりますよ。

目次

電子書籍が売れるためには何が必要か

売れる電子書籍を作るには、下記が重要です。

  1. 表紙
  2. タイトル
  3. 商品説明文

「本文は?」と疑問に思うかもしれませんが、購入という点において本文は考慮不要。なぜなら「読まなきゃ内容はわからない」からです。立ち読みはあるにしても、本文を読むのは買った後ですよね。セールスでは考慮不要です。

内容は、読後の満足度を左右します。しかし売れるために努力すべきなのは、本文以外なのです。

なぜ売れる電子書籍は、本文以外が重要なのか

売れるためには、読者に見つけてもらわなければなりません。見つけて「いいな」と思われない限り、購入されないのです。

タイトル・表紙は、見つけてもらうためにあります。商品説明文は「いいな」と思われるためにあります。

実際に電子書籍が購入されるまでの流れを考えてみましょう。

電子書籍が売れるまで

次のような流れで、人は電子書籍を選びます。

  1. キーワードで検索する
  2. 表紙を見る
  3. タイトルを見る
  4. 商品ページを見る(商品説明文、レビュー)
  5. 購入またはダウンロード

ここから詳しく見ていきましょう。

実例:電子書籍を買う時の流れ

「タロット占いの本が欲しい」と思ったら、まずは検索しますよね。「タロット占い 本」でしょうか。検索されうる言葉をタイトルに入れることで、検索にヒットしやすくなります。

さて検索すると、沢山の本が出てきました。お目当ての本はどれでしょうか?

  • もっと上達したい人のためのタロット占いのやり方
  • タロット占いで見た2021年
  • 初心者のタロット入門

きっと多くの人が「3 初心者のタロット入門」を選ぶでしょう。2は全く違うので、スルーされます。もし鑑定力をアップさせたい人だったら、1を選びますよね。

この時、表紙を見て選んでいませんか? 表紙を見て瞬時に「違う」「これだ」と判断する。そして良さそうだと思ったら、タイトルを見るでしょう。

タイトルを見て「いいな」と思ったら、クリック。商品説明文を読んで、レビューも良さそうなら、購入またはサンプルをダウンロードするのが一連の流れです。

表紙の役割

電子書籍を買う時、まず目に飛び込んでくるのは表紙。一目見て「いいな」と思わせるのが、表紙の役目です。

画像って目をひきますよね。画像は、文字の何倍もの情報を一瞬で伝えてくれます。

もし、しょぼい表紙だったら、大したことない本に見えませんか? 買いたいと思わないはずです。また、目立たない表紙なら存在すら認知されない。スルーされるでしょう。

表紙は真っ先に読者へ知ってもらうための手段として有効です。

参考書籍

表紙作りで困ったら、外注するのが手っ取り早いですね。ココナラで相談してみると良いでしょう。私は毎回しろくまPさんに依頼してます。もう15冊以上お願いしているのに、毎度前回を超えるクオリティで表紙を仕上げてくれて感動します。

自作する人は、こちらの本が参考になりそうですね。私が読みたい本を集めました。

タイトルの役割

タイトルには、二つの役割があります。

一つが、どんな本か理解させる役割。タイトルは、内容を端的に表した言葉です。つまりタイトルで内容を理解させ「自分に必要かどうか」判断させます。

もう一つは、検索にヒットすること。どんなによい本でも、検索に出てこなければ買われません。検索しうる言葉をタイトル・サブタイトルに入れましょう。

タイトルは、理解と検索ヒットという重要な役割を二つもっているのです。

参考書籍

タイトルを作る時、こちらの本が役立ちます。

型に当てはめるだけなので、簡単に良いタイトルが作れるでしょう。一冊手元においてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私はこちらの本を愛用しています。読むというより、使うための本ですね。型だけでなく、いい見本・悪い見本がついているのがgood。ついでにキャッチコピーを見る目が培われるので、オススメです。

商品説明文

商品説明文はダメ押しの役割があります。

商品ページをクリックしたということは、読者は本書に対して興味があるでしょう。しかし「買ってまで読むべきか」は判断できかねます。

そこで「買いたい!」又は「買ってもいいか!」と思わせる必要があります。

  • どんな本なのか
  • 自分の知りたいことは書かれているか
  • 自分の欲しいものが得られるか

これらの点を吟味する上で、重要なのが商品説明文です。レビューも参考にされますが、著者は操作できません。商品説明文は、本書の有益性を著者自らが宣伝できる、唯一の場なのです。

商品説明文は適当に書かず、読者が「買いたい!」と思わせるように書きましょう。

参考書籍

商品説明文を書くには、セールスライティングが有効です。

こちらの本には、セールスライティングの基礎が凝縮されています。図書館で借りて読んだけど、手元に置くべきだと思って買いました。キャッチコピー作りも書いているので、タイトル作りにも役立ちますよ。

電子書籍を売るためには、本文以外が大事!

売れる電子書籍を作るには、下記が重要です。

  1. 表紙
  2. タイトル
  3. 商品説明文

この順番で読者の目につくので、本文以上にこだわりましょう。もしかしたら、何倍も売れるようになるかもしれませんよ!

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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