たったこれだけ!経験やアイデアを「売れる電子書籍」に変える方法

せっかく電子書籍を作るなら、売れるものにしたくないですか?

広く読んでもらうためにも、必要な人にあなたの経験を届けるためにも、売れることは重要です。

そこでオススメなのが、プレゼン。

一見無関係に見えますが、電子書籍を書くにも売るのにも、非常に有効です。

本記事では、電子書籍を作りたい人がプレゼンをすべき理由についてお話しますね。

読み終えた後には、早速スライドを作成し、電子書籍の下準備がしたくなりますよ。

目次

書く前に、何をするのか

あなたの本について、企画会議やセミナーで語るように、誰かにプレゼンテーションしてください。

自分の本について、誰かに聞いてもらうのです。

まずは、あなたが電子書籍にしたいと思っている内容で、スライドを作りましょう。

そして、実際に誰かに自分の本について、プレゼンをしてください。

聞いてもらうのは、誰でもOK
家族・友達など、声をかけやすい人にお願いしましょう。

もしあなたの本の想定読者にピッタリな人がいたら、ぜひお願いしてください。

お願いしたら、後はスライドを元に、自分の本について説明してください。

  • どんな内容なのか
  • どう面白いのか
  • どこが見所なのか
  • どんな人に読んでほしいか
  • 読んだらどんな効果が得られるか
  • 読者にどんな感想を抱いてほしいか

相手にわかってもらえるように、説明してみてください。

なぜ人は電子書籍を読むのか

人は「何か」を知りたくて、本を読みます。

本の中に欲しいものがあるから、読むのです。

無益な本を、あなたは読みたいと思いますか?
本記事も「何か得られそう」と思ったから、読んでいるのだと思います。

読者は「何か」を得られると思って、本を読むのです。

あなたの本に、読者が喜ぶ「何か」はありますか?

読者にとって得られるものがない本なら、読まれないと思いませんか?

自分視点だと、重要な欠落には気づけないもの。
自分だけだと想いが先行し、つい読者を忘れてしまいます。

そこで、他社の視点がほしい。
そのために、プレゼンをするのです。

プレゼンをすることで「書きたい」から「誰かに伝える」に意識が切り替わり、より有益な電子書籍を書くことができますよ。

「誰かに説明するなんて面倒だ」そう思ったあなたへ

ここまで聞くと仕事みたいだし、面倒に思えますよね。

そうです。電子書籍のセルフ出版は、まさに一人出版社。

著者が企画から執筆、編集から販売まで、すべて行う必要があるのです。

大変な作業に思えますが、慣れれば楽です。

ただ、売れない本にならないためにも、企画は最重要。

スポンサーに出版許可を求めるつもりで、プレゼンしてみましょう。

作ってから「ニーズがなかった!」とならないためにも、最初の段階で企画をブラッシュアップしておきましょう。

電子書籍をプレゼンする3つのメリット

売るためだけの戦略に聞こえるかもしれません。

しかし電子書籍のプレゼンは、大きなメリットが三つあります。

  1. 書きやすくなる
  2. 読者の反応を見る
  3. 講座にできる

それぞれ、一つずつ見ていきましょう。

書きやすくなる

あなたの書きたい本、概要は定まっていますか?

もしかしたら「こんな本を書きたい」という構想はあるけど、まだ形になっていないかもしれませんね。

電子書籍を書く時は、まず構成を作るのがオススメ。

「何について書くか」が明確になり、グッと書きやすくなりますよ。

構成の作り方

構成に正解はありません。人によって書き方が異なるからです。

自分が一番書きやすい形で書きましょう。

イメージしにくいという人は、ビジネス書やネット記事の目次を作るイメージで作成してください。

また、SEOライティングのつもりで作ると、読者に伝わりやすくなりますよ。

構成を作ることで、脳内アイデアを可視化できます。

  • 説明が足りない部分はないか
  • 本文を通して何を言いたいのか
  • どんな内容の本なのか

自分が納得できるまで、アイデアと構成を練ってくださいね。

構成のない執筆が挫折しやすい理由

「構成作る時間が惜しい」
「いきなり書いた方が楽」
書きなれた人なら、そう思うかもしれません。

しかし、いきなり本文を書くと、完成までのハードルが爆上がりします。

書いている最中に、迷子になるからです。

筆の赴くままに書くと、たいてい支離滅裂になります。
もしくはあなたには理解できるけど、読者にとってはわかりづらい文章になるかも……。

もし書き上げたとしても、膨大な修正が必要になるかもしれません。

途中で嫌になって、筆を折ってしまうのです。

書き上げるために。膨大な修正をしないために。
書き出す前に、「どんな本なのか」が明確になる構成作りは、非常に重要なのです。

構成作りはスライドがおすすめ

構成を作る時に便利なのが、スライド

もちろんメモ書きや他ソフトでも構いません。
ただ、スライドだと他の用途にも使えるので、電子書籍の場合、私はスライドでの構成作りをオススメしています。

実際にスライドを元にプレゼンすれば「どんな話をすべきか」「何を書くべきか」が見えてくるでしょう。

また、誰かに話すことを想定しているので、自然と相手に伝えることを意識できます。

もし書きたいことがまとらないなら、今まだ書くべき時ではありませんね。

内容を見直して、「何を伝えたいのか」もう一度考えてみましょう。

ソフトで悩んだら、Googleスライドがおすすめ。
スマホでも使えるので、スキマ時間にポチポチ更新できますよ。

読者の反応見る

プレゼンは、相手の反応を見るために行います。

終了したら、次の質問をしてみてください。

  • この本を読みたいか
  • この話をもっと聞きたいか
  • (相手の専門外ジャンルなら)興味を持ってもらえたか
  • (読みたい場合)いくらだったら支払えるか

もし「読みたい」と言われたら、あなたの勝ち。答えを濁されたら、内容を見直す必要があります。

「読みたい」と言われなかったら

もし読みたいと言われないなら、何かしら問題があるはず

  • 内容に興味がない
  • 意味がわからない
  • 魅力が伝わらない
  • 何が面白いのかわからない

理由はさまざまでしょう。

もし「興味がない」なら、相手を変えて再度プレゼンすべき。

全ての人があなたの本を欲しているとは限りません。
あなたの本を欲しがってる人なら、現在の内容で十分喜ばれる可能性が高いでしょう。

何かしら「わからない」という答えが返ってきたら、内容か伝え方に問題あり。

書き方が悪いのか、伝え方が悪いのか。はたまた内容が悪いのか。

どう感じたか、正直なところを聞いてみてください。

大抵は気を遣って、本当のことを言わないでしょう。
「より良い本にしたいので、ぜひ厳しい意見も聞かせてほしい」とお願いしてください。

その際は、悪いことを言われても、逆切れしないでくださいね。

アドバイスをもらったら

中には役に立たない意見個人的すぎる感想もあります。

役立たないアドバイスは、無視して構いません。

ただ、一般読者は、プレゼンを聞いた人と同じ感想を抱く可能性大。

自分が至らない部分は、素直に修正してください。
意外な盲点に気づくこともあるので、これを機にブラッシュアップしましょう。

あなたは読者が読んでる横で「ここ、こういう意味なんです!」と解説することはできません。

本文だけで見ず知らずの相手に伝わるよう、内容や伝え方を吟味してください。

プレゼンすることで、自分一人だと気づけなかった点に気づけます。

「わかってくれない!」と憤慨するのではなく、客観的な意見を取り入れるつもりで、誰かに聞いてもらってくださいね。

講座にできる

ビジネス書を作る予定なら、本プレゼンを講座にできるかもしれません。

実際私は、多数のストアカ講座を電子書籍にしています。

そもそも電子書籍が作れるということは、それだけ情報があるということ。

プレゼンできるということは、それだけ内容が練られているということ。

誰かにプレゼンできるようなら、講座になる可能性が高いのです。

講座にするメリット

もちろん最初はボロボロでしょう。電子書籍も講座も、すぐさま作れるとは限りません。

あまりに散々な出来栄えに、自分が嫌になるかもしれませんね。

しかし、回数を重ねることで、喋りも内容も洗練されます。

受講生がつまずきやすいポイントもわかるし、何が求められているか生の声を聞くことができます。

受講生の質問や声を取り入れることで、より内容の濃い電子書籍が作れますよ

それに、もしニーズがある講座なら、一躍人気になるかも!

世間の反応がわかるので、ぜひトライしてほしいところです。

電子書籍作りにストアカを活用しよう

プレゼンしようにも「最適な相手がいない」という人には、ストアカがおすすめ。

利用料なしで始められるので、自分の力試しも兼ねて挑戦してみてはいかがでしょうか。

私は「もう一回講座を聞きたい人へのテキスト」として、自分の本を講座で紹介していますよ。

プレゼンで電子書籍をブラッシュアップしよう

電子書籍を出したい人は、書く前にプレゼンしましょう。

相手の反応がわかるだけでなく、自分の本を見直すきっかけになります。

スライドは、作り込まなくてOK。

要点をまとめたり、話す時の補助資料だと思ってスライドを作りましょう。

最初から「電子書籍の構成!」と考えて作ると難しそうですが、「説明資料」だと思えば、心理的ハードルも下がるのではないでしょうか。

スライドは創作メモであると同時に、商売道具にもなります。

誰かに自分の本を魅力を伝えたい時、売り込みたい時に、このスライドがすごく役立ちますよ。

もしかしたら、講師としての道が開けるかもしれません。

ぜひ自分のアイデアをスライドにしてみてくださいね。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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