2021年、公募に小説を投稿しました

小説書いて、今年で21年。かなり久しぶりに小説を公募に出しました。思えば、6年以上応募していないですね。

今まで応募しなかった理由はまた書きますが、今回は久しぶりに小説を投稿した感想などについて綴ります。

雑談記事ですので、気になる方のみお付き合いくださいね。

目次

久々に投稿した感想

今回一番驚いたのは、公募に出したのに何も思わなかったことです。

投稿報告をした時、友人に「感想は?」と言われたのですが、びっくりするぐらい無。「書いたなー」ぐらいでした。

むしろ併行していた小説の執筆プランが気になる。本ブログのネタや出版延期していた電子書籍の方が気になりましたね。そのことで、「執筆」が私の日常の一部になっていることに気づきました。

今までは「創作は大変」だと思い、特別なものだと崇めていました。今もその考えは変わりません。ただ、今までよりも身近なものに思えたのです。

そう思えたのは、毎日何かしらの文章を書いていたせいでしょう。小説はお休みしてましたが、ライターを始めてからは「書くこと」が身近になりました。

よって、投稿した感想はなし。次を目指して頑張るのみです。

久々に投稿して気づいたこと

感想は特段ありませんが、久々に投稿したことで、気づきがありました。

リマインドとして記載しますね。

投稿は、納品と同じ

「文学賞に出す」といえば、オーディションに近いイメージかと思います。

「優秀な作品が選出される」「自分を発掘してもらう」という、受け手に回りがちです。

しかし、今回投稿した時は「納品」のイメージでした。

〆切までに要望に合う文章を送る。あくまでこちらが自信を持って、渾身の作品を届けるイメージです。

ライターを始めて知ったのですが、文章って本当に価値が低いんですよね。

1文字単位で計算され、0.1円以下なんてザラ。高単価になるためには、専門性を磨くオリジナリティの高い文章を書くしかない。

小説は、オリジナリティの最も高い仕事だと思います。だからこそ単価に見合うよう、こちらも真剣に書く必要があります。

受賞した作品は、ゆくゆくは出版されるでしょう。プロになったら、お金をもらうことが当たり前になります。その金額見合う仕事ができるのか、ここがプロとアマの差になるでしょう。

今までは、作品でお金をもらう認識が薄かった。だから作品も薄かったように思います。

今作が受賞するかは、わかりません。しかしテストライティングだと思って、次作を書き続けるのみです。

完成原稿の状態で最終チェックしよう

今回ほど「送る直前のチェックが大事」を実感したことはありません。

普段の私は、推敲回数を決めています。今回もチェックが終わったので、そのまま送るつもりでした。

しかしふと「応募様式に修正してから、チェックしてないな」と気づきました。普段は横書きで作成しており、縦書きにして読んだことはなかったのです。

縦横が変わったからといって、内容までは変わらない。そう思い軽視していたのですが、見直したらトンデモナイ間違いがチラホラありました。読んでいてゾッとしたほどです。

結局赤字でガッツリ修正し、投函しました。これ以上は沼になりそうなので、諦めます。しかし、最後に読み直して、本当によかった。

普段横書きで読んでいるので、縦書きだと他人の作品のように見えるんですよね。おかげで普段気づけないようなミスも気づけました。

小さなミスを見つけると、読んでいる方はガッカリするものです。送る前に、編集部に届く状態で最終チェックを行いましょう。

まとめ

久しぶりに小説を投稿して思ったことは、次の3つです。

  • 普段書いているから、脱稿しても特段感動しなかった
  • 「選んでもらう」ではなく、プロ意識を持って作品を「納品」すべし
  • 編集部に送る状態で、最終チェックをしよう

今作は、過去最高にしっかり書けたと自負しています。受賞報告ができるよう、今は祈るのみ。

結果が出たら、またご報告しますね。

追記:一次選考で落選しちゃいました

残念ながら、今年はダメでした……。まぁ、また頑張ります。

落選したのは悲しいですが、さらなる学びがあったのでご報告しますね。詳細は公募に落選しました|やっぱり長編小説が書けないと厳しいをご覧ください。

推薦図書:小説家を目指すならライターになれ

初めて小説を書いて20年間。思うように書けずに苦しんでいました。しかしライター経験が役立ち、小説が書けるようになりました。「収入源を作りながら文章修行する方法」として、ライターの始め方を紹介しています。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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