文章力を上げる読み方ってあるの?
目指す文章によって異なりますが、まずは「レビュー」を読むのがオススメです。
しかし、ただ読んでいては意味がない。
本記事では、文章力が磨かれるレビューの読み方をご紹介しますね。
実は、レビューには文章のポイントがすべて詰まっています。ポイントを押さえてレビューを読むことで、文章を見る目が養われますよ。
ちなみに、本記事は、下記の続きです。
単体でも楽しめますが、より深く学びたい人はこちらも読んでくださいね。
▼レビューを使った文章力トレーニング方法はこちら
レビューを読む時のコツ
レビューを読む時は「自分の心の動き」を観察してください。
- 自分がどう思ったか
- この文章から、どんな印象を受けたか
- 読み終えた時に、どんな感想を抱いたか
そして、なぜその心の動きが起こったのかを究明していきます。
では、究明するためのポイントをご紹介しましょう。
レビューのどこを見るか
レビューを見るポイントは、次のとおりです。
- 何のために書いてるか
- 知りたい情報あったか
- 買いたくなったか
一つずつ見ていきましょう。
何のために書いてるか
何のために書いているか、作者の意図を考えてみましょう。
レビューを書く目的は、次のようになるでしょう。
- いいものだと思い、誰かに勧めたくなった
- 期待外れだったので、不満を言いたい
- 想像以上によかったので、その感動を伝えたい
- 自分の不満をぶちまけているだけ
- クレーム
- ライバル商品を蹴落としたい
- レビューを書いてほしいと言われたから書いた
- レビューを書く仕事を請け負った
- どう改善したらいいか、建設的な意見
「自分本位に書いているか」「相手の参考になるように書いているか」を見極めます。
他人が読むことを想定している文章は、それだけで読みやすいです。
また、レビューが、全て個人の主観によって書かれたとは限りません。「レビューを書く仕事」もあるくらいですから。
文章の素人が適当に書いたのか。
プロが集客のために書いたのか。
はたまたプロ級の一般人が本音を書いたのか。
わからなくても、考えることが大事です。そうすれば、自分が筆者に巧みに誘導されていることに気づけるでしょう。
「何のために筆者は書いたか」を考えることで、文章の裏に潜む思惑が読み取れるようになります。
知りたい情報あったか
レビューの内容を見る時は、役立つ情報があるかもチェックしましょう。
どんなに表現が上手でも、中身のない文章は無価値です。
基本的に、文字量は関係ありません。
長いだけで中身がないなら、誰でもできます。
一言だけの短文レビューも役立ちませんね。
「情報が詰まっている、なのに短文」が理想的です。
文字量ではなく、情報の濃度に着目しましょう。
また、筆者は意図的にいいことばかり書いているかもしれません。不満があるからと、一方的に悪く書いているかも。
悪いことが書いてあっても、すべてが悪いレビューとは限りません。
発送不備などの販売者本人が関与できない部分から、「購入者が勘違いして買った」というケースもあります。
同じ間違いをしないように警告しているなら、それはいいレビューです。
しかし、再現性のないミスに対する不満なら、悪いレビューとなるでしょう。
それが「役に立つか」「購入の際、参考になったか」を考えましょう。
買いたくなったか
いいレビューは、読んでいるだけで買いたくなります。購買意欲をかき立てられたり、「買おう!」と決意させてくれるでしょう。
実は、文章には目的があります。
文章の目的とは「人を動かすこと」。読み手に、なんらかのアクションを促すのです。
「買いたくなった」というのは、文章に心動かされた証拠。
もしあなたが購入したら、読んだレビューは目的を達成したことになります。
興味のない商品でも、そのレビューを読んで欲しくなったら、「なんで欲しくなったか」を考えましょう。
どの言葉が自分に響いたかを分析することで、あなたの文章にも人を動かす力を宿りそうですよ。
レビューには文章のコツが詰まっている
レビューを見るポイントは、次のとおりです。
- 何のために書いてるか
- 知りたい情報あったか
- 買いたくなったか
たかがレビューですが、されどレビューです。深く読み込んでいくと、その奥深さに気づくでしょう。
ぜひ自分の心の動きを観察しながら、読み込んでくださいね。
ちなみに、本内容はセールスライティングの初歩的な考えでもあります。
より深く学びたい人はこちらの本が参考になるので、ぜひチェックしてみてくださいね。