昔の日本語って、読みにくいなぁ
西洋化の波を受け、日本に導入された横書き。当時は右横書き(→/右から左)で書かれていました。
※現在の横書きは左横書き(←/左から右)です。
西洋の文化が入った江戸後期でも、日本の主流は右横書き。やがて欧米にならって左横書きになりましたが、老舗の暖簾など、今でも時折右横書きを見かけますよね。
しかし現在の横書きに慣れた状態で見ると、右横書きは非常に読みにくい。
本記事では、日本語の横書きが右から左で書かれた理由について解説します。
右から左で書く理由がわかると、一発で読めるようになりますよ。
目次
日本の右横書きは、横書きではない
実は右横書きは、横書きではありません。「縦一文字」で書かれています。日本の右横書きは、厳密には縦書きなのです。縦書きなら、右から左に流れるのも納得ですよね。
そのため、右から一文字ずつ読んで左にスライドしていくと、読みやすくなりますよ。
なぜ日本語は縦書きなのか
ちなみに、なぜ日本語は縦書きなのでしょうか。ついでに調べてみました。
縦書きの理由には、所説あります。
- 昔は巻物を使っていたから
- 古代中国語からの影響
- 日本語が縦書き使用で設計されているから
調べてみたのですが、確固たる根拠が出てきません。どうやら「縦書きが当たり前」であり、むしろ「横書きが例外」とされたようです。
「日本語は縦書きにすると美しい」「縦書きの方が書きやすい」など、字面の美しさが理由となる場合が多いですね。
日本語が縦書きの理由は、「なんとなく」が、正直なところでしょう。
右横書きは縦一文字として読むと読みやすい!
本記事のまとめは、次の通りです。
- かつて日本の横書きは、一文字による縦書き
- 日本が縦書きの理由は「なんとなく」
- 日本語は縦書きにすると美しい
ちょっとしたことですが、知ってると知らないとでは、大きな違いがあるでしょう。
ぜひスラスラと読んで、友人たちに自慢してみてくださいね。
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