取材やインタビューの時、メモを取ることは重要です。録音しても、その場で感じたことを書き留めることで、原稿執筆が捗ります。
本記事では、取材やインタビュー時に最適なノートをご紹介します。
取材やインタビュー時におすすめなノートのサイズ
取材やインタビューでは、なるべく大きなノートを使いましょう。具体的にはA4サイズのノートです。
少数ですが、A3サイズのノートも販売されています。オンライン取材や自宅使用、デスクサイズが許すなら、A3サイズを使ってみてください。
なぜ取材ではA4ノートが役立つか
引っ張りだこの有名ブックライター、上阪徹さんがご自身の著書で「A4サイズのノートを愛用している」と書いていました。
読んだ当時、私は半信半疑でした。どちらかといえば、私は小さいノート(特にA5サイズ)が好きだからです。「大きくて邪魔」と思っていました。
しかし実際に使ってみると、とても便利! むしろ小さいノートではダメだと実感しました。そう思った理由は、次の3つです。
ページをめくる暇が惜しい
相手の話を聞きながら書くので、手を止める暇がありません。聴く→まとめる→書く→内容をもとに次の質問をする…を時間いっぱい繰り返します。
もちろんページをめくる余裕くらいあります。しかしページめくりの最中に大事な話が飛び出すかもしれません。無用な手間を省くためにも、ページをめくりの不要なノート=大きなノートを使った方が便利です。
内容がまとめて閲覧できる
小さなノートでは、一ページに記載できる内容も少なくなります。大きなノートであれば、内容を一括して見ることが可能です。
書いたメモは、案外読み返しません。大事なポイントを数点ピックアップするだけです。ただ「どこに書いてあるか」がわかりにくくなるのですよね。何枚もメモがあれば、それだけ読み返すのも面倒です。
大きなノートであれば「だいたいここら辺に何を書いた」が記憶にあるので、見つけやすくなります。
また、大事な話や長い話が飛び出した時、一ページに情報が収まっていた方が読みやすくなります。
書いた後も、大きなノートの方が便利なのです。
ページの消耗スピードが遅い
当たり前ですが、書いた枚数分だけページが減ります。ノート一冊のページ数は、サイズに関係なく決まっていますよね。小さいノートであれば、それだけノートの減りも早くなります。
1時間の取材で、私はA4ノートを2~3ページ使用します。
もし半分のA5ノートなら、倍の4~6ページ使用します。30枚のノートなら、A5サイズだと最少6取材で一冊使い切る計算になりますね。
もちろん値段の関係があるので、A4ノートの方が割高になる恐れもあります。ただ何冊も積み上げなくてよいので、総じてA4の方が使いやすいでしょう。
取材やインタビュー時に最適なおすすめノート
消耗品なので、あれば百均ノートで十分です。しかし身近に百均がない方のために、おすすめA4ノートをまとめました。罫線や書き心地も様々なので、自分にとって使いやすい一冊を探してみてください。
コクヨ ノート キャンパスノート A4 A罫 50枚 ノ-205AN
一番シンプルで馴染み深いノート。学生時代に使った人も多いので、特段の説明は不要でしょう。安価なので、特にこだわりがない人は本品を使ってみてください。
ドット付きが使用したい人はコチラ
ナカバヤシ ロジカルノート A4 A罫 ノ-A403A-3P
分割しやすいガイドライ付で、読みやすいノート作りができます。
取材内容のまとめを作ったり、他の用途でも使いやすいノートです。
マルマン ノート ニーモシネ A4 方眼罫 N180A
ノートを横向きに使いたい方にオススメなのがコチラ。上質な紙質なので、なめらかな書き心地です。
リング&切り取り線付きなので、書き終えたページを切り取ったり無用ページの削除も楽々。
保存性も高いので、書いた後に保管したい人にもオススメです。
オキナ プロジェクトペーパー A3 5ミリ方眼 50枚 PPA35S
方眼紙が使いたい人は、プロジェクトペーパーがおすすめ。縦横どちらでも使えます。リング綴じと天のり製本が選べるので、好みに合わせて選べます。
また、A3サイズがあるのも嬉しいポイント。自宅でオンライン取材する人なら、A3もオススメです。
A4サイズが使いたい人はコチラ
取材やインタビューするならA4ノートがオススメ
取材やインタビューする時は、大きめのノートを使用しましょう。取材中も取材後も、トータルで使いやすくて便利です。
具体的にはA4ノートがオススメ。自宅で使用するなら、A3ノートもありです。
A4ノートは百均でも手に入るので、ぜひ一度試してみてくださいね。
推薦図書:インタビュー記事の書き方: 人気ライターコンサルが教える36の実践的アドバイス
売れっ子インタビューライターによる、取材方法をまとめた一冊。先日「取材方法が学べる本」を募集したところ、最も推薦があった一冊です。Kindle Unlimited会員は、無料で読めますよ。
参考図書:職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法
私が読んだ、上阪徹さんの著書はこちら。取材に当たってのマインドも書かれているので、ブックライターを志さない人にも役立ちますよ。