【基本】小説の書き方|最後まで挫折せずに書く5つの手順

小説を書きたいのに、最後まで書けない…

小説を書ききることは、意外に大変です。私も何度も挫折し、いつも自分が嫌になります。

そこで本記事では、【最後まで書ける!】基本的な小説の書き方をご紹介します。
これまで挫折した方&これから書きたい人は、ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに、小説に限って話していますが、すべての創作に活用できます。シナリオ・脚本を書きたい方もご活用くださいね。

「しっかり学びたい」「おすすめ本が知りたい」人は、20年の書けない悩みが解決した|小説の書き方入門書3冊をご覧ください。

目次

【基本】小説の書き方

小説を書く流れは、次の通りです。

  1. よく考える
  2. 情報カードにネタを書く
  3. 並べ替える
  4. 一気に書く
  5. 推敲&完成

考えると書く作業を分けることで、完成度&スピードが上がります。

もし「今すぐ作品を書けない」という人は、3まで実施することをオススメしています。

よく考える

小説を書けない一番の原因は「何の話か決まってない」です。だからまずは「どんな話か」決めましょう。

実は、ここが一番大変です。というか、挫折している人は思考不足で書けてない印象ですね。

最終的には必ず実施しなきゃいけないので、先に考えておきましょう。

特にテーマは必須です。詳しくは作品テーマとは|簡単な作り方と見つけ方、捻り出し方までで紹介してるので、ご参照ください。

ちなみに、テーマ作るのが嫌な人は作品にテーマって必要ですか?|テーマを作る意味と必要性を読んでおいてください。多分必要性が理解できるかと思います。

情報カードにネタを書く

考えて決まったアイデアを、書き出していきましょう。
場面・キャラの性格等、何でも書いてください。

ノートでもいいですが、情報カードが便利です。
加除修正が簡単で、整理しやすいのが特徴。

情報カード1枚につき、情報は1つだけ書きましょう。
書き込みすぎると、分割できずに不便です。

情報カードを使った創作は、シナリオライターが愛用しています。よかったら試してみてくださいね。

並べ替える

次に物語の構成を決めましょう。情報カードを書き出したら、場面のカードを並べていきます。

場面ごとに情報カードを並べると、不足が出てきます。足りないシーンは再度考えて補いましょう。また、多いシーンは削ります。

並べ方は、物語の型を使うと便利です。しかし優先すべきは「主人公の感情」。主人公の感情を無視して進めるとご都合主義になるので、物語の型は参考程度に使いましょう。

一気に書く

物語の構成を最後まで決めたら、具体的に書いていきます。

ここからは書く作業です。
3の構成を元に、一気に書き出しましょう。途中で考えてはいけません。

もし途中で悩んだら、必ず手を止めて考えてください。
新アイデアを入れたことで、せっかく完成した構成がすべて崩れるかもしれません。当該箇所だけでなく、物語全体として考えましょう。

修正は、最後にまとめて行います。まずは最後まで書ききってくださいね。

推敲&完成

物語を書き終えたら、推敲して完成です。

推敲のポイントは「読者の目」で読むこと

作者は物語について熟知していますが、読者は何も知りません。全く知らない人が見て理解できるかを考えましょう。

読者の目はシビアです。作者的に「これくらい許されるだろう」と思うミスも、読者から見ると「こんな簡単なことも間違う駄目作家」と呆れられます。

自分が読者としてこの作品を読んだ時、納得できるかを考えましょう。推敲が終われば、完成です。完成後は修正できないので、粗探しのつもりで読み込んでくださいね。

小説を書くのは難しくないけど、面倒くさい

小説を書く流れは、次の通りです。

  1. よく考える
  2. 情報カードにネタを書く
  3. 並べ替える
  4. 一気に書く
  5. 推敲&完成

流れ自体は非常にシンプルです。ただ実践すると、かなり難しい
むしろこれが実践できなくて、挫折する人も多いでしょう。

流れがシンプルだけに、書けない自分を責めてしまうかもしれません。しかし凹む必要は一切なし。
小説は誰にでも書けますが、誰にでも書けるわけではない。そう思った方が、楽しんで小説を書けますよ。

面倒に見える本手順ですが、この方法が一番速くて確実に書き上げられます。
簡単なことではありませんが、まずは試してくださいね。

推薦図書:一生使える小説の書き方

ストアカで人気の小説講座を電子書籍化。私の挫折経験を元にしているので、「何を読んでも駄目だった」の助けになるでしょう。本記事では書ききれない情報が掲載されています。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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