執筆歴のある素人ほど注意!読まれない小説の特徴と改善法

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お前は生意気な文章を書くなぁ

シナリオ学校の先生に言われた言葉です。「俺の作品を読め!」と言わんばかりで、読んでる方としては、非常に鼻につくのだとか。

自信を持って書いて、何が悪い!」と当時の私は憤慨しました。しかし今思うと、かなり傲慢でした。自分が読む側に回った時、先生の言わんとすることがよくわかります。

特に創作を書く人は、生意気な文章になりやすいんですよね。これは非常にマズイ。内容がつまらない上に文章も生意気だと、読者に相手にされなくなります。

本記事では、私が生意気な文章から脱した方法をご紹介します。

読んだ後は、いかに「自分の作品に自信を持つ」をはき違えていることに気づけるでしょう。そして愛される作品が書けるよう、何をすべきか明確になりますよ。

目次

生意気な文章とは

私の結論として、生意気な文章は「書き手本位な文章」です。同様に生意気な作品も、「書き手本位な作品」です。

あなたは小説を書いていて、こんな心当たりはありませんか?

  • 自分の作品は読まれて当たり前
  • 読んで理解できないなんて、読者の読解力を疑う
  • こんなに面白いのに評価されないなんて、世の中は間違っている
  • 内容に自信はあるけど、自分の作品は読み返したくない

もし一つでも当てはまるとしたら、かなりヤバイです。生意気な文章になっている可能性が高い。

「読まれて当然。理解されて当然」と、大作家気取りで書いている。でも大作家じゃないから、しっかり書けてない。説明不足だったり書き方が下手だったり。

だから読む方はチンプンカンプン。でも不備を指摘しても、作者は耳を貸さない。むしろ「しっかり読めば書いてるだろ!」とキレる。

これではせっかく面白そうだと思っても、読者が読みたいとは思えません。別の本を読むことになるでしょう。そして「自分の作品は不当な評価を受けている!」と、作者が絶望するわけです。

生意気な文章は、作者の生意気な態度が反映された文章ともいえるのです。

小説家志望者、アマチュア作家に知ってほしいこと

上記内容に心当たりがある人は、これらの事実を知ってください。

  • 作品や文章を評価するのは、読者
  • 読者はあなたの作品なんか読みたくない

つまり「読者にとって」良いものじゃなければ、評価なんてされない。そもそも読まれないのです。

とかく忙しい現代人。相手の貴重な時間を奪うほどに、あなたの作品を読む価値があるでしょうか。世の中には、面白い作品がたくさんあります。忙しくて黒澤作品やワンピースすら見る余裕がない人は、あなたの作品を好き好んで読むでしょうか。

また、基本的に人は文章を流し読みします。人は文章を読まない傾向があり、よほどのことがないと熟読しない。だからあなたがいかにしっかり書いていたとしても、しっかり読まれるとは限りません。6割程度の理解だったり、最後まで読まない可能性も高いのです。

つまりあなたの作品は、読者にとってはその程度ということ。まずはこの事実を受け入れましょう。

読まれる作品に生まれ変わるために

生意気な文章は、読むのが本当に苦痛です。さらに面白くないと、憎悪は倍増します。もしあなたが自分の小説を誰かに読んでもらいたいなら、生意気な文章から脱しましょう。というか、脱せない限り、面白い作品は絶対に書けません。作家としての成長も止まります。

私はある時、自分の作品の生意気さに気づきました。そして改めました。今では私の作品も、それなりに生意気から脱せたと思っています。(先生はどう判断するかは、不明ですが……)

ここからは、私の体験談をもとに、生意気な文章から脱する方法をご紹介しますね。

駄作を見まくる

くそつまらない作品を強制的に見まくってください。小説・映画・ドラマ・漫画、何でもOK。「時間の無駄だ!」と思うものを見まくりましょう。

駄作を見まくることで、駄作への憎悪が生まれます。「こんなことしてる暇があれば、○○できるのに!」「金返せ!」と憎らしく思うでしょう。ここで感じたことは、あなたの作品を読んだ人も思う可能性大。「面白くなければ、自分の作品も酷評される」と自覚しましょう。

注意点として、必ず何かを犠牲にしてください。睡眠時間を削ったり、4時間ぶっつづけで見たり。義務として行いましょう。憎悪が生まれにくいので、「余裕があれば」はオススメしません。

お金もしっかり払ってほしいですね。定額制サービスだと負担が少ないので、「これぐらいなら」と許せてしまいます。定価で買ったり、映画館で見てください。

私はシナリオ学校で、他受講生の作品を毎週のように読んでいました。バイトに勉強会、見るべき映画。日々多忙な中で、くそつまらない受講生の作品を読む時間は、とても苦痛でした。乱雑な文章に「読む方の身になってくれよ!」と憤慨したものです。

しかし読みまくったおかげで、文章を見る目が培われました。この経験が、今活きています。そういう意味では、感謝しかありません。

「駄作を読まされる」気持ちを味わうことで、駄作への憎悪が生まれます。その憎悪が、あなたの作品に「これでいいの?」と疑問を呈すでしょう。「あんな風に思われたくない」と嫌悪することで、あなたの作品が駄作になることを防げます。

あなたの心血注いだ作品が駄作扱いされないためにも、駄作を強制的に見まくってくださいね。

自分の文章の無価値さを知る

ある程度文章を書きなれてくると、「これまで書いてきた」という謎の自信が生まれます。まずはその自信をへし折りましょう。謎の自信は、成長を阻害します。

謎の自信をへし折るために、自分の文章の無価値さを知りましょう。おすすめは、ライターになること。お金をもらって文章を書いてみるのです。

お金をもらうことで、責任感が生まれます。「その価値に見合っているか」を考える機会になるでしょう。逆に無料でやると「無料だからコレくらいで十分だ」「無料のくせにグイグイ要求してくる」など、全力で書かない言い訳が生まれてしまいます。

ド素人の文章に、価値はありません。未経験可の案件の安さに驚くでしょう。クラウドワークス等のスキルシェアサイトには、人をバカにしたような金額の案件がゴロゴロ転がっています。

まずは自分にできそうなものを、ぜひ試してみてください。謙遜して、あまりに安すぎる案件を選ぶ必要はありません。きっと書く大変さ、緊張感が理解できるでしょう。

ライターの仕事なんて、小説に役立たない」と思うかもしれません。しかし調べて書くため、知識が増えます。取材だと思って取り組めば、あながち見当外れではないでしょう。むしろライター程度の仕事もできないなら、小説家として通用しないと思い、トライしてみてください。きっと謎の自信は粉砕されるでしょう。

他にも、ライター経験は小説を書くのに役立ちます。本書で紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。

生意気な文章を脱して、愛される作品を書こう!

生意気な文章は、このような条件から生まれます。

  • 「読ませてやっている」という作者の傲慢な態度が、文章に表れる
  • 作者が自分勝手に書き、読み手を無視している

改善策として、次の方法を試しましょう。

  • 駄作を見まくる(時間、お金を犠牲にする)
  • 自分の文章の無価値さを知る
  • お金をもらって文章を書く(ライターがオススメ)

ある程度書いてて「もっと上手くなりたい」という小説書きは、特に生意気な文章になりがちです。自己満足の世界に没入しているので、成長が止まっています。この殻を破らない限り、作家として成長はできないでしょう。

生意気な文章は、作者も読者も幸せになれません。ぜひ自分の文章を見つめ直し、愛される作品作りを心がけてくださいね。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。

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