【占い師志望者向け】メール占いとチャット占いの違い6選

メール占いとチャット占いって、どう違うの?

メール占い講座をしていると、占い師志望の方から「チャット占いをやりたい」と言われます。

「占いの文字化」という意味では、同じ見えるメール占いとチャット占い。
しかしやってみると、全くの別物。

本記事ではメール占いとチャット占いの違いについて解説します。

なお、私は占い師ではありません。あくまで「文字を書く人」としての視点で、占い師向けに書いております。
また、占いユーザーには聞き苦しい点があります。予めご了承の上で読み進めてください。

目次

メール占い、チャット占いとは

まずはメール占いとチャット占いについて、簡単に整理しましょう。

メール占いとは

メール占いとは、鑑定結果がメールで届くサービス。

占った内容がメール本文に書かれる時もあれば、鑑定書が送付されることも。送付方法は、占い師や利用環境によって異なります。

メール占いは、電話占いサイトで受けられます。個人活動する占い師でも、やっている人がいますね。行きつけの占い師がいる人は、聞いてみるとよいでしょう。

メール占いの料金相場は、個人活動の占い師で一通3000円。電話占いサイトだと、8000円を超えてきます。

メール占いのサンプルを見たい人は、こちらの記事をご参照ください。
メール占いとは?【見本付き】メール鑑定の特徴と本文サンプル

チャット占いとは

チャット占いは、LINEのような専用画面で占いをしていきます。

占い師と一対一でやり取りができ、リアルタイムに近い形で結果が得られるのが魅力。
パソコンやアプリから利用可能で、気軽な相談でもすぐに利用できます。

課金制度は、文字数制と時間制のいずれか。
文字数制だと、1文字3~4円。時間制だと、1分300円くらいが料金相場です。

メール占いとチャット占いの違い

ここからは、メール占いとチャット占いの違いを6つご紹介します。

なお、占う側の話ですので、占ってもらう側としては見苦しい点があります。ご了承の上で、読み進めてくださいね。

文字量

一番の違いは、一回辺りの文字量。

メール占いは、長文。一鑑定辺り、1000~2000字で書きます。
一回のやりとりで終わるため、その一回にすべてをつぎ込みます。

一方のチャット占いは、短文。決まっていませんが、一返信で1000文字以上は書かないでしょう。
しかし短文で何度も「交流」する必要があります。

鑑定結果の伝え方

文字数が違うので、鑑定結果の伝え方も変わってきます。

メール占いは、創作に近い。じっくり読んでもらえるので、豊かな文章表現が好まれます。

お客さんだけの素晴らしい未来を思い描き、夢の世界へ誘う。そのため、創作技術がある人は書きやすいでしょう。

チャット占いは、実用文ですね。長文だと読みづらく、結論重視。

短文ながらも相手に理解してもらう必要があります。要点を伝える書き方やプレゼンテーションを学ぶと書きやすいでしょう。

メール占いとチャット占い、お互いの書き方を学んで損することはありません。しかし応用しづらいので、書きたい書式を極めた方が得策です。

返答までの時間

メール占いは、早く出す必要なし。

大抵が3日以内の返信になります。事前に伝えておけば、一週間でも待ってくれます。
むしろ返信が早いと、「こんなに早く来た!」と喜ばれるでしょう。メール占いは返答が遅めです。

一方のチャット占いは、速さが命。

ほぼリアルタイムでの返信になります。焦って送る必要はありませんが、その日中に返信しないとお客さんは怒るでしょうね。
チャット占いは早くて当然と思われがちです。

終了タイミング

購入された占いですが、鑑定が終了するタイミングは異なります。

メール占いは、一回鑑定書を送付すれば終わり
追加で質問や購入されない限り、それっきりです。

チャット占いは、相手の質問がなくなるまで終わりません。
まあ、時間制であれば終われるでしょう。

ただし、厄介なのは文字数制。相手が望む限り、延々と質問が送られてきます。
とある占い師に聞いたのですが、「質問が途切れないので、ずっとトイレにも行けない」とのこと。

途切れない=利益に繋がりますが、いつまでも終われないのはツライですね。

お客さんへのアプローチの違い

私が一番違いを実感したのは、お客さんへのアプローチ方法です。

メール占いは、ズバリ文通。
文面から「相手が何を知りたいか」を察する必要があります。

相手に質問してよいのですが、お客さんから早めの返答は期待できません。
スローなやりとりが、メール占いのメリットでもあり、デメリットでもあるのです。

一方のチャット占いは、ほぼ対面鑑定。
お客さんから「何を知りたいか」を聞き出さねば鑑定すらできません。

一つの問題が解決したら、次の悩みを聞き出す。どんどん繋げていくことで、お客さんの本質的な悩みを探ります。
そのために「何を質問するか」「どこを掘り下げるか」を瞬時に判断する必要が。

対面鑑定なら言葉以外の反応も伺えますが、文字だけなので情報量は限定的。
投げかける質問次第で、鑑定のしやすさがグッと変わります。

客層の民度

占いでは、待てないお客さんほど、短気です。
待てないとは、鑑定の返答時間をさします。

チャット占いのお客さんは、キレやすい。
欲しい答えが得られないと、鑑定途中でも終了します。

電話占いは、チャット占いよりはマシだそう。
でも途中でガチャ切りする人もいますね。

メール占いが、一番お客さんが「待てる」といわれています。
返答に数日かかるので、気持ちに余裕がある人も多いのでしょうね。

チャット占い<電話占い<メール占いの順で、お客さんはキレにくいといわれています。

メール占いとチャット占いは全然違う

メール占いとチャット占いの違いは、次の通りです。

  1. 文字量
  2. 鑑定結果の伝え方
  3. 返答までの時間
  4. 終了タイミング
  5. お客さんへのアプローチの違い
  6. 客層の民度

メール占いは「お客さんの悩みを考える」のが大事で、チャット占いは「お客さんの話を聞き出す」のが大事です。

私はメール占いは得意ですが、チャット占いは大の苦手。最初は「両方いける」と思ってましたが、やってみて違いに驚いたほどです。

もし「どちらがいいかわからない」という人は、まずは両方試してみてください。試すことで、自分の適性に気づけますよ。

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いずれにせよ、読みやすい文章を書くことが必須。「伝える」を意識して書きましょう。こちらの本が参考になりそうです。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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