魅力的なキャラクター作りの鉄則|はじめての登場人物創作

魅力的なキャラクターが作りたい!

物語に必須の登場人物(キャラクター)。

キャラものというジャンルもあり、魅力的なキャラクターを書くことは肝要です。

本ブログ(かけない.com)では複数回に分けて、人間味あるキャラクターの作り方を解説していきます。

今回は、キャラクター作りの鉄則をご紹介。

主人公・脇役作りにも共通することなので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

キャラクター作りで意識すること

キャラクターを作る時は、次の事項に注意しましょう。

  1. 役割
  2. 誰も自分を脇役だと思っていない

一つずつ解説していきますね。

役割

キャラクターには役割を持たせましょう。

役割がないキャラクターは、存在する意味がありません。

基本的には、次の二つで考えるとよいでしょう。

  • 主人公の助けになるか(+)
  • 主人公の障害になるか(ー)

その上で、「主人公に何を与えるか」「その出会いで、主人公は何を得るか」を考えてください。

時々「賑やかし担当」など、意味のないキャラクターもいます。

登場人物が多すぎると、読者は混乱します。

物語上の役割を持たないキャラクターは、なるべく減らしましょう。

なお、一人に複数の役割を持たせても構いません。

ムードメーカーなどは、他の役割と同時に持たせるとよいでしょう。

役割を上手に配分して、必要最低限の登場人物に留めてくださいね。

誰も自分を脇役だと思っていない

キャラクターは「人間」です。それぞれの意志があります。

突然ですが、あなたは「自分は誰かの人生のモブキャラ」だと思って生きていますか?

大抵の人はNoと答えるでしょう。それはモブキャラたちも同じです。

モブキャラにはモブキャラの人生があり、自分の人生を全うするために生きています。

だから主人公がどうなろうとお構いまし。

自分の欲を満たすために、キャラクターたちは動きます。

物語の邪魔になるからといって、キャラを操作してはいけません。

一気に作り物感が出て、読者は興冷めするでしょう。ご都合主義もよくないですね。

キャラクターには、キャラたちなりの人生があります。

「キャラクターは人間」ということを忘れず、作者が操作しないよう注意してください。

キャラクターは人間である

キャラクター作りの鉄則は、次のとおりです。

  • キャラクターに役割を持たせる
  • キャラクターは人間だと思って扱う
  • 作者はキャラクターを操作してはいけない

こう書くと、キャラクター作りが面倒に思えますよね。

そうです。本当は面倒なことなんです。

架空の存在に信憑性を持たせるためには、かなり深い部分まで作り込む必要があります。

しかし、作り込む程度は違っても、キャラクターが持っているものは同じ。

人間の本質を理解して、キャラクターに深みを持たせましょう。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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