ゲームシナリオってどうやって書くの?
最近、小説講座でよく質問されます。
ゲームシナリオは勉強不足ですね。ごめんなさい。
質問されたのを機に、ゲームシナリオを学び始めました。
本記事では、ゲームシナリオを学ぶ時にオススメな本をご紹介します。
まだ全部読めていませんが、小説・シナリオの観点からもお伝えしますね。
ゲームシナリオ入門におすすめな本の選び方
本を選ぶ前に、次の三つを明確にしておきましょう。
- 自分が作りたいジャンル
- プロのゲームシナリオライターになるか
- 自身のシナリオ知識
自分が作りたいジャンル
一口にゲームシナリオといっても、ジャンルは幅広い。
シナリオメインのノベルゲームと添え物程度のアクションゲームでは、シナリオの重要度は異なるでしょう。
もちろんゲーム全般に通用できればよいのですが、時間がかかります。
まずは真っ先に作りたいゲームシナリオのジャンルを決めておきましょう。
プロのゲームシナリオライターになるか
ゲームシナリオには、同人ゲームを作るという手があります。
かつてはプログラミング知識が必須でしたが、便利なツールのおかげでシナリオさえあれば手軽に作成できるようになりました。
もし「好き勝手作りたい!」「自分のペースで作りたい!」のなら、深いシナリオ知識がなくても作れるでしょう。
自身のシナリオ知識
よいゲームシナリオが書きたいなら、多少のシナリオ知識は必要でしょう。
シナリオ知識なしでも書き上げるライターも多いですが、知っておいて損はありません。
入門書の中には、シナリオ技術に触れるものもあります。
ゲームシナリオ以外にも興味がある人は、シナリオ知識について記述があるものを選びましょう。
おすすめゲームシナリオ入門書
ここからは、ゲームシナリオを書くのにオススメな本をご紹介します。
すべてを読み切れていませんので、感想は順次更新します。ごめんなさい。
私の感想は、あくまで参考程度としてお使いくださいね。
ゲームシナリオライターの仕事 名作RPGに学ぶシナリオ創作術
本記事で紹介する中で、私が一番入門書に最適だと思った本。
シナリオ術について解説があるのですが、本当に読みやすい。
勉強済の私でも新たな知見があり、とても勉強になりました。
題材作品は「天外魔境Ⅱ 卍MARU」と「ルナ エターナルブルー」の二作。
評価が高い作品だけに、学ぶ点も多いでしょう。
ちなみに、私は天外魔境第四の黙示録でゲームにドハマりしました。
難点は、シナリオ見本がないことですね。
※シナリオのテキストファイルはあります。しかし初心者にはあまり参考にならないでしょう。
しかし内容的には大満足。
「とりあえず一冊」と思う人には、この本をおすすめします。
ゲームシナリオを書こう!
複数著者によるゲームシナリオ解説書。
一人の作家に依存しないから、多面的な意見が聞けます。
ありがちな質問へのQ&Aが載っているので、痒い所に手が届きやすい。
ラノベなど、ゲーム以外のジャンルでも活躍する人の話も聞けていいですね。
昨今のゲーム事情に疎い私ですが、業界の雰囲気も知れる良書でした。
少しですが、シナリオの実物が見れるのも最大の魅力。
※案外どの本にも掲載されていません。
手元に置いておきたい一冊です。
おもしろいゲームシナリオの作り方 ―41の人気ゲームに学ぶ企画構成テクニック
ガチ勢向けの本ですね。
「プロになる」「面白い作品にしたい」と燃える人は、本書が一番使えるでしょう。
「ゲームをするということ」について、多角的に書かれています。
プレイヤー心理を徹底的に分析し、科学的にアプローチ。
さらには脚本術もフル活用しており、「こんなん絶対面白くなるだろー!」と目次を見て突っ込んでしまいました。
「○○型ストーリー」として、システムごとに書き方を解説。
ジャンルごとの特徴がわかるのは、本当にありがたいです。
さらに解説する41作品は、有名どころばかり。
「人気作の裏側を知りたい」なんてミーハーな人にもおすすめです。
ただしかなりボリュームがあるので、生半可な覚悟で読むとツライかもしれません。
ゲームシナリオの教科書 ぼくらのゲームの作り方
ゲームシナリオだけを学ぶなら、本書で十分でしょう。
個人的には、物足りなく思います。
続編(?)もあるので、一冊で完結しなさそうですね。
イラストが可愛いので、「ひとまず知りたい」という人なら十分かも。
サッと見て、本棚に戻しました。上記を読み終えたら、再挑戦したいと思います。
ちなみに続編(?)はこちらです。
ゲームシナリオの書き方 第2版 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣
検索すると、一番に出てくる本。
まったく読めていないので、感想はなんとも……。
読んだら情報更新します! 申し訳ないですが、しばしお待ちください!
ゲームシナリオは独自の世界
ゲームシナリオ入門書を選ぶコツは、次の三つです。
- 自分が作りたいジャンル
- プロのゲームシナリオライターになるか
- 自身のシナリオ知識
私も学び始めて日が浅いですが、通常のシナリオとはかなり異なります。小説とも違いますね。
ゲームシナリオが書きたい人は、ゲームシナリオに特化して学びましょう。
また、ゲームデザイナーとしての知識もあった方がよいですね。こちらも良書があれば、またご紹介します。
本ブログ(かけない.com)では、物語作りに役立つ情報を発信しています。
希望や質問があれば、お問い合わせからお気軽にお知らせくださいね。
参考記事
ゲームシナリオって、特殊なんですよね。本記事では、ゲームシナリオの特徴について解説しています。
▼ゲームシナリオの特徴が知りたい人はこちら