挫折しない!【自伝の書き方】書く前に決めておきたい3つのポイント

自伝 挫折

せっかく書くなら、失敗したくない……

初めて自伝を書く人は、何から着手していいか迷うでしょう。
執筆経験がないなら、なおさらです。

本記事では、自伝を書く前に決めておきたい3つのポイントをご紹介。

事前に決めておくことで、挫折率を大幅にダウンできます。

読み終えた頃には、自伝作りへの第一歩が明確になりますよ。

目次

自伝を書く目的は主に2つ

自伝を書く目的は、大きく2つに分類されるでしょう。

  • 自分の人生を知ってほしい(記録)
  • 自分の学びを活かしてほしい(教訓)

知ってもらうために書くか、学んでもらうために書くかで、見せ方は大きく異なります。
しかし、内容と考えるべきポイントは、どんな作品にも共通します。

あなたが自伝を書く目的は何ですか?

厳密には違うでしょうが、上記二つのいずれかに当てはめて読むと、以下の理解がしやすいですよ。

自伝を書く前に決めておくべきポイント

自伝を書く前に考えるべきポイントは、次の3つです。

  1. どこまで創作を許せるか
  2. 創作物=作者ではない
  3. 本屋の何コーナーに並ぶか

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

どこまで創作を許せるか

あなたの自伝は、「記録」でしょうか「教訓」でしょうか?

記録のために書くなら、実際の出来事をそのまま書く必要があります。

教訓なら、読者を楽しませる必要があります。なぜなら、ただのお説教は誰も読みたくないから。しかし物語性が入ると、人は読みたくなります。脳が物語を欲するようにできているからです。物語があることで、楽しみながら教訓を得ることができるでしょう。

そのため、教訓を入れたい作品ほど、物語性を意識することが重要です。

例:バスケの試合、勝つか負けるか

例えば、あなたが経験した「バスケの試合」について書いたとしますね。

もし内容的には「勝った方が話として盛り上がる」、しかし「実際には負けている」状況だとしたら、あなたはどのように展開させますか?

ここで負けさせる」のであれば、記録優先勝たせるのであれば、物語優先になります。

記録と物語、どちらを選択しても構いません。場合によっては混ぜてもよい。

ただ自分の中であらかじめ線引きしておいてください。

いざという時、記録と物語どちらを取るのか

決められないと、引くべき場面で引けなかったり、作者にとって面白いだけのご都合主義な作品になります。

書いている途中で事実と創作がごちゃまぜになると、読んでいる方は混乱します。繋がりが理解できず、「なぜ今こうなってるんだろう?」と思います。

作者には繋がりが見えていても、読者が理解できるとは限りません。結果、ご都合主義の作品に見えたり、作者が「書き手として未熟」だと思われます。

そんな評価を受けた作品は、二度と読まれないでしょう。

読者を混乱させないためにも、自分が「どこまで本当のことを書くか」という線引きはしてください。

記録のためか物語のためか、見失わないようにしましょう。

創作物=作者ではない 

自伝に限らず、作品や主人公と自分を混同する作者は多いです。

創作物と自分がイコールではないと、割り切りましょう。あなたの書いた作品は、あなた本人ではありません。

自分と創作物の線引きができていなければ、読者の感想で自分が否定された気になります。

「そんなことはない!」
「読みが足りない!」
「なんでわかってくれないの!」等々、怒りが噴出するでしょう。

読者は「作者の人生」を読んでいるのではありません。「作品」を読んでいるのです。
作品に対しての評価で、作者が貶されることは一切ありません。

もし感想に耐えられないようなら、発表は控えた方がよいでしょう。悪評は誰だって傷つきますが、建設的な意見も聞き入れられないなら、独りよがりな文章から脱出できません。独りよがりな文章で、楽しいのは作者だけです。

でもあなたは誰かに読んでもらいたい。そう思うから、筆を執っているはずです。だったら、読者が理解できるように書きましょう。素直な意見をくれる読者は、本来ありがたい存在なのです。

一歩引いた距離で、作品と向き合うようにしましょう。
自分も一読者の視点で作品が読めると、よりよい自伝が作れそうですよ。

本屋の何コーナーに並ぶか

書く前に、自伝の完成イメージを持つことは非常に重要です。
その完成イメージを実現するために、これから書くのですから。

しかし中には、漠然と書きたいだけの人もいるでしょう。

「どんな風に書いたらいいかわからない」
「全く完成イメージが湧かない」

そんな時は「本屋の何コーナーにあるか」を考えると、とても考えやすくなります。

あなたの作品が出版されるとして、どんな本として扱われているでしょうか?

文庫コーナー? 実用書コーナー?
どんな作家の本と、一緒に並んでいるでしょうか?
フィクション? ノンフィクション?
子供向け? 大人向け?

それを手に取ってくれた読者は、一体何を期待して手に取ったのでしょうか?
読み終えた時、読者はどんな感想を抱くでしょうか?
あなたに寄せられたファンレターには、どんな言葉が綴られていますか?
テレビや新聞で紹介された場合、どんな風に言われたいですか?

一つずつ形にしていくことで、あなたの書くべきものが具体的になるでしょう。

逆に、完成イメージが明確になっていないと、作品作りはとても難しい。

よく創作相談を受けますが、完成イメージがないと何も言えません。住所がわからない迷子を家に連れて行くようなもので、どこに向かえばいいかすら分からないのです。

書くのは非常に時間がかかる作業です。書いているうちに、何度もブレます。

ブレても戻れるように、自分の書きたいものをハッキリさせましょう。そのためには、じっくり考えることが必要です。

考える作業は、とても時間がかかります。書くより何倍も大変でしょう。しかし自分の書きたいものが決まっていないと、何度も書き直すはめになります。更に余計な時間がかかります。

あなたの書きたい作品を書き上げるためにも、書き出す前に完成イメージをしっかり作り上げてくださいね。

自伝は書く前が9割

実は、自伝は書く前の作業が一番重要です。

まずは自伝を書く目的をハッキリさせましょう。あなたの自伝は、「記録」でしょうか「教訓」でしょうか?

そして、創作が許される線引きを自分で決めておきましょう。本屋のどのコーナーに並ぶかを考えれば、より明確になりそうです。

いずれにせよ、創作物は作者本人ではありません。あくまで読者に読んでもらうために書くのですから、読者が理解できるように書きましょう。

これらの意識をもって書くと、自伝作りがはるかに楽になるでしょう。

ぜひ自分の考えを練り上げて、素敵な自伝を書いてくださいね。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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