執筆には何のソフトがいい?
先日、小説講座の受講生から質問されました。
小説を書く時、何のソフトを使うか悩みますよね。パソコンに標準装備のメモ帳でいいのか、それともビジネスでも使うWordがいいのか。もっといいソフトがあるなら、知りたいですよね。
本記事では、創作時に私が使っているソフトをご紹介します。
他にもっと優秀なソフトがあるでしょうが、あくまで私見。
独自に集めた情報ですので、その点ご了承ください。
小説執筆に使えるソフトの条件
文字を入力するだけなら、色々なソフトがあるでしょう。
しかし文字入力以外にも、欠かせない機能があります。
まずは小説執筆に欠かせない機能について見ていきましょう。
必要条件
小説やシナリオを執筆し、さらに公募に出すなら、次の機能が必要です。
- 縦書き
- 行数・文字数の指定
- 文書形式への変換(.doc形式、.docx形式/.txt形式)
大抵の公募で、所定の行数・文字数での出力が求められます。
データ提出の場合は、Wordかテキスト形式がメインですね。
また「400字詰原稿用紙でも換算枚数」も求められます。
「20字20行で何枚か」なので、単純な文字数と異なることを頭に入れておきましょう。
あった方がいい条件
忘れがちな条件として、私は「使いやすさ」も外せないと思います。
使いやすさには、下記の条件があるでしょう。
- 余計なソフトがついていないか
- 使っていてストレスがないか
- 長期間使用できるか
「慣れた頃にソフトが利用停止になった」「機能が充実しているが、自分には使いこなせない」なんてことになったら、もったいないですよね。
執筆にばかり目が行きますが、執筆以外のストレスも結構大きいです。
これらも勘案し、最適なソフトを使いましょう。
小説執筆におすすめなソフト3選
私が使った感想やプロの利用状況と併せて、おすすめソフトを3つご紹介しますね。
Wordが一番楽
必要条件をすべて満たしているのが、Word。
行数・文字数も自由に指定できますし、400字詰め原稿用紙への書式変更も一発。
もちろん縦書きもできるし、出力すると自動的に文書形式で保存されます。
仕事で使用することも多く、操作性しやすいのも利点です。
ただし、最近のパソコンはoffice未搭載が多いですよね。別途で買うと、かなり高額です。
Office Onlineならアカウントを作るだけで無料でWordを使用できますが、機能がかなり限定的。
私が使った感じでは、「縦書き」「行数・文字数の指定」はできないようです。
これから投稿していくなら、有料版officeを使った方がよさそうですね。
一応下記に無料で使えるOffice Online のリンクを貼っておきます。
投稿しないならGoogleドキュメントもおすすめ
私は主にGoogleドキュメントを使用しています。
Googleドキュメントは、「縦書き」「行数・文字数の指定」ができません。
しかし、私は頻繁に公募に出すわけではないので、普段使いならGoogleドキュメントで十分。
だいたいの文字数がわかれば、行数・文字数を指定する必要なし。電子書籍を作る時も、変換後に縦書きに設定するので、執筆中は使いません。
書式指定がない、文字数上限だけの公募、小説投稿サイトに出す分には、 Googleドキュメントで問題ないでしょう。
他にも、私がGoogleドキュメントを推薦する理由は三つあります。
- 音声入力できる
- パソコン・スマホとの即同期
- 共有が簡単(リンクの送付)
他にも優れた音声入力ソフトはありますが、パソコンとの同期を考えるとGoogleドキュメントが一番楽ですね。
音声入力の魅力をまとめたので、よければこちらの記事も参考にしてください。
脚本を書くならオズエディター
プロのシナリオライターにオススメされたソフト「O’s Editor2」。
映画、テレビドラマ、舞台脚本を書きたい人にはおすすめです。
シナリオ執筆に特化しており、面倒な改行・文字下げが非常に楽。
シナリオの形式って、読みやすいけど作る時めちゃくちゃ大変なんですよね。
そんな面倒な処理も楽々できて、見栄えがよくなる。本当にありがたいソフトです。
しかし、オズエディターは有料ソフト(1ライセンス/税込2000円)
プロになるつもりがないなら、導入しなくてよいでしょう。
私はシナリオを書く気がないので、今は購入していません。
ただ「これからもシナリオを書く」「プロを目指している」のであれば、早めに導入し慣れるのもあり。
自分の今後を見据えて、購入を検討してみてくださいね。
小説執筆に便利なソフトはたくさんある
「結局、Wordが一番」だと私は思います。
しかしながら、「より楽に執筆できないか」「もっと便利なソフトはないか」と探してしまいますよね。
新しいソフトを探すのもいいですが、その労力は作品作りに向けたいところです。
小説執筆に必要な機能は次の三つです。
- 縦書き
- 行数・文字数の指定
- 文書形式への変換(.doc形式、.docx形式/.txt形式)
上記に合わせ、自分が使いやすいソフトを使って、執筆活動を楽しんでくださいね。