売れっ子脚本家は年に何本シナリオを書いてる?|プロに聞いた話

私がシナリオ学校に通っている時、超有名テレビシリーズのシナリオを書いている超売れっ子脚本家がゲスト講師として来校しました。テレビドラマを見ない私でも実績を見て「超スゲーじゃん!」と興奮したほどです。

そんな多忙な方なのに本人はゆったりとしていて、せかせかした感じがありません。私は1時間ドラマを書くのに数か月かかり、日々ヒーヒー言ってました。

そこで講師に「年にどれくらいシナリオを書くんですか?と質問した結果をシェアします。

著名な先生方にたくさん会いましたが、多忙さでは断トツの先生から聞いた話です。誰のことか書きませんがご容赦ください。

目次

売れっ子シナリオライターはどれくらい脚本を書くのか

その講師曰く「年5~6本くらい」とのこと。

テレビドラマ(1時間)なので、原稿用紙換算で約60枚×5~6本=年間約300~360枚になりますね。

これを聞いて「案外少ないんだな」と驚きました。

その後もう少し詳しく聞いたのですが「どんなに忙しくても毎月1本書くことはない」と教えてくれました。

てっきり同時進行で何本も書いていると思っていたので、この言葉には勇気づけられましたね。

毎月1本シナリオが書けたら超スゴイ

毎月1本シナリオを書かなくても、プロとして普通に食べていけるそうです。

2018年くらいの話なので、今とは情勢が変わっているかもしれません。また、人によって本数は違うでしょう。しかし一つの目安になるのではないでしょうか。

てっきり短期間で大量に書かないといけないと思っていたので、私はこの情報にとても救われました。同じ悩みを抱えるプロ志望者の励みになれたら嬉しいです。

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シナリオを学び始めて早9年。数多のシナリオ入門書を読み漁りましたが、今でも読み返すのは本書だけです。本当に行き詰った時に読み返したくなる最強の一冊です。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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