ルポルタージュ講座に参加しました|よかった点、悪かった点など

先日、ルポルタージュ講座に参加しました。

感想を一言でいうと「参加して本当に良かった!」です。正直この値段でこの内容はお得すぎます。

本記事では、ルポ講座に参加した感想をご紹介しますね。

参加に至った経緯はコチラ
【激レア】ルポルタージュ講座が開催されます!

目次

私が参加したルポルタージュ講座とは

私が参加したのは、ごきげんビジネス出版主催のルポルタージュ講座です。

主催元による講座紹介はコチラ

プレ講座に参加して「これは行くべきだ!」と確信して参加を決めました。

プレ講座の感想や参加経緯はコチラをお読みください。
【激レア】ルポルタージュ講座が開催されます!

この講座は全2日で、座学と取材を体験できます。なんとルポルタージュの添削付きこの講座だけで書き方~取材~執筆と、ルポルタージュのすべてを体験できます。無知の状態から1本書き上げることができるんですね。

講師は肥沼和之さん。ライターとして取材しつつ、ルポルタージュを執筆している方です。取材記事とルポルタージュの違いがわかっているので、細かい部分にも気づいて最適なアドバイスをくれます。

肥沼先生の記事はコチラ

ちなみに、出版系講座にありがちな営業行為(自費出版など)はありませんでした。

よかった点

ここからは、ルポルタージュ講座に参加してよかったところをご紹介します。

講師の体験が有益すぎる

まず講師が凄い。実績だけ見ると実感しにくいのですが、様々な経験を積んだことが言葉の端々に表れます。

ちなみに私は小説やブログを書くし、ライターとして取材もします。僭越ながら、ネット記事・取材記事・創作などについて、どれもそれなりに知ってるんですよね。

だから書く上での細かい違いや微妙なニュアンスが知りたい。かなりマニアックな質問をしたので、多分講師としては、一番面倒くさいタイプの生徒でしょう(笑)

それなのに、肥沼先生はどんな質問にも真摯に丁寧に答えてくれました。私が思うに、「本当に書き慣れた人じゃないと知らないだろうな」という貴重なノウハウばかりです。出し惜しみせずに何でも教えてくれました。

私の周りにルポルタージュを書いている人はいないので、ルポルタージュのリアルが知れたのは本当に勉強になりました。

丁寧すぎる添削

講座内で取材した内容をルポルタージュにして、後日提出すると、添削されて戻ってきます。

私は自分で書いた作品に、かなり自信がありました。しかし添削内容を見て驚愕。「これは気づかなかった!」という指摘ばかりだったからです。

言い回し一つとっても、「この一言に、こんなに深い思いを込めるのか」と、プロライターのこだわりを感じました。そして私が書いた些細な一言を丁寧に拾い上げ、「ここがいい」と褒めてくれたのも嬉しかったです。

その一方、私の思慮不足を痛感しました。いや、私が悪いというより、客観的な目がなければ決して気づけないことを教えてもらえた感じですね。自分ではできてるつもりでも、書いたことで初めて「できていない」と気づかされました。

ルポルタージュを書く機会を得たこと、そしてここまで誰かに深く読んでもらう経験がなかったので、もう頭が下がる思いです。

作家を目指す人は、自分の文章にそれなりの自負を持っているでしょう。しかしそれでは書き手としての成長が止まってしまいます。さらなる成長のためにも、文章に自信がある人ほど受講すべきだと感じました。

課題で書いた記事はコチラ

意見を聞いてくれる

立ち上げたばかりの講座だからかもしれませんが、主催者が受講生の意見を積極的に取り入れてくれます。

例えば「添削課題の提出期間は、どれくらい必要か」も受講生に委ねてくれました。

すべての要望が通るとは限りませんが、気づいたことがあったら何でも言ってOK。むしろ講座作りに有用な意見は、何でも教えて欲しいというスタンスです。

私も失礼だとは思いつつも、感想フォームに思った通りに書いてしまいました。「こんなことしてほしい」と勝手な要望を書いたのですが、むしろ喜んでくれましたね。聞いてくれる姿勢があるので、何でも話しやすいと思います。

悪かった点

私はとても満足したのですが、あえて悪いところを絞り出しました。

どちらかといえば講座が悪いというより、受講前の自分次第という側面が多いです。自分次第で学びの総量が大きく変わるので、一度立ち止まって考えることをオススメします。

受講生が少ない

私が参加した時、受講生は3名でした。一人欠席したので2名です。

一人一人に意見を聞く場面もあるので、どうしても他の参加者から注目されます。「その他大勢として、自分が注目されたくない」「積極的に参加したくない」「聞く専門でいたい」という人には向かないでしょう。

まあ、これはどの講座にもいえることなので、注目されたくない人は受講できないという話になってしまいますが。

少人数のアットホームな講座なので、受け身でいたい人には向きません。

書くために<行動できるか>が大事

ルポルタージュは書き手の意欲に大きく左右されます。だから「書きたい!」と意欲があるのは大事ですが、それ以上に「書くために行動できるか」が重要になってきます。

具体的にいうと、取材用意ができるかですね。2回目の講座で取材をするのですが、取材対象者の下調べや質問事項のまとめが必要です。ぶっちゃけ面倒な作業です。興味がないと、調べることすら苦痛に思うでしょう。しかし、その労力を惜しむ方なら、参加する価値はありません。

「書きたい!」という意欲だけなら、結構持っている人が多いと思います。でも実際に書くか、書くための準備ができるかといえば、話は変わってきます。特に私の場合は、課題提出後の方が、深い学びを得られました。「書きたくない」「やりたくない」という人は、学びの大半を失うでしょう。

自分で行動してこそ学びを得る講座なので、「ただノウハウだけ知れればよい」という人には向きません。

書きたいものがあるか

講座以前の話ですが、書きたいものがないと学んだことが生かせません

実は、まさに私がそう。特に書きたいものなし、作風を広げたいという理由で参加しました。あと知人から語られる自称面白エピソードをなんとか作品の形にできればと思った次第です。

他の受講生はしっかりと書きたいものがあったので驚きましたね。むしろ私は意識低い参加者でした。

ただ私の場合、幸運なことに、受講したことで書きたいものが見つかりました。

取材対象者のツンさんが面白い方で、書いた作品を喜んでくれました。そして「また書くなら協力する」として、執筆許可をいただいたのです!

許可を得た記事はコチラ

私はとても恵まれていますが、すべての人が同じ幸運に出会えるとは限りません。受講した後に見つかるかもしれませんが、「最終的には自分次第」になります。

ルポルタージュ講座は参加して損なし!

ごきげんビジネス出版のルポルタージュ講座は、とても内容が濃かったです。

受講後はノウハウだけでなく、取材経験や1記事書いた実績が残ります。書いた記事はポートフォリオに使えるので、次を踏み出す時にも役立つでしょう。

ルポルタージュを書きたい人だけでなく、これからライターになりたい人・小説家として行き詰っている人はぜひ参加したい講座です。

推薦図書:平凡極まりない僕が、年収1000万円を稼いだ後に気づいた30年後も稼いでいける! サバイバルライター術

講師の肥沼先生の著作。講座主催元のごきげんビジネス出版より刊行されています。講師の力量がわかるだけでなく、ライターとしてのノウハウも学べるので受講しない方も必読です!

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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