小説が書けないのは「人生経験が足りない」からかも|物書きの体験談

小説が書けない原因は沢山ありますが、先日意外な<書けない理由>があることに気づきました。

本記事では「人生経験が足りない」について解説します。

創作メソッドを試しているのにどうしても書けない方は、ぜひ読んでみてください。

目次

衝撃の気づき

現在とある小説のネタがあって、すでに全体の構想は決まっています。キャラクターやテーマとかも決まっていて、表面上は準備万端な状態です。それなのに書けない。「何か違う」と迷っていました。

てっきり推敲不足かと思っていたのですが、スマートノートで思考を整理したところ、意外な結論が出たのでした。

スマートノートについてはこちらの記事をお読みください。
ノート術ジプシーが辿り着いた最強ノート術「スマートノート」とは

なぜ人生経験が足りないと書けない?

私が書きたい作品のテーマは「愛を取るか、夢を取るか」でした。作品内では「両方とも叶える」とし、そのためにどうするかを模索するストーリーでした。

しかし私(人間:宮本くみこ)として、「愛を取るか、夢を取るか」に答えが出せていないことに気づいたのです

これまでの私は迷うことなく「夢を取る派」でした。結婚に憧れもなく「シナリオ学校に通いたい」という理由で仕事を辞めてますしね。

しかし人生で一度だけ、この決断が揺らいだことがあります。結果現状維持(消極的「夢」の選択)に落ち着いたわけですが、未だに「本当はどっちが正解なんだろう」と迷っています。

次に同じ選択を迫られた時、私はどうするのだろう。

「両方取る」ができなかったからこそ「両方!」なんて軽々しく言えないのもわかっています。

正直な話、作品と私は別物です。だから私の選択なんて本当は関係ない。作品内ではどちらかに決めて、振り切って書いちゃえばいい。物語だからこそ両方叶えられるし、読者もそんなハッピーエンドを望んでいるでしょう。

でも私は自分自身のことを作品に反映して書いています。そしてまだ答えを出せずにいる。そんな風に迷っているから、割り切って書けないのですね。物語を通して自分に向き合っている形です。

よく「人生経験が足りない」という言葉を聞きます。私もシナリオ学校で、先生に指摘されました。「人生経験」には色んな意味を含みますが、本記事で書いた気づきも無視できない要素だと感じています。

参考作品:ラ・ラ・ランド

「愛を取るか、夢を取るか」を女性主人公視点で描いた作品で、これほど優秀な作品はないでしょう。私は最初から最後まで主人公の決断に共感しっぱなしです。

ただ「もっとできることがあったのでは?」と考えます。それに周りの男性陣には「理解できない」と言われたので、性別によって感じ方が違うかも。一つのアンサーとして、知る価値があると思います。

解決策は?

結論から言うと、解決策なんてありません。今まで通り考えながら、精一杯生きるだけです。

この問題は自分なりに答えが出ないと前に進めないと気づきました。一朝一夕で答えが出るものでもなく、自分が成長しないことにはどうにもできないのです。

本を読むなど問題解決に向けて動いてもいいのですが、急かしてどうにかなるものでもありません。だから一旦自分の中で熟成させて、その時が来るまで考え続けようと思います。

参考作品:あなたを天才にするスマートノート

ただ頭の中で考えると思考がグルグルするので、私はスマートノートを使って思考整理する予定です。

まだ書けないのには理由がある

せっかく閃いたのに書けないとつらいものです。しかしそのネタがあなたにとって重要であるほど、今すぐには書けないかもしれません。

そんな時はネタ帳に書いて、一旦寝かせてみましょう。あなたが成長した頃にまた書けるようになるかもしれませんよ。

参考作品:その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

実は人間の悩みは、ほぼ全てに答えがあるといいます。私は自分なりの答えを出したいので熟考しますが、待てない方はこちらを参考にしてみてください。きっと何か気づきがあるはずです。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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