よりよい作品を生み出すべく、これまで様々なノート術を試しました。しかしどれもピンと来ないし続かない。世の中のノート術は「効率を上げる」や「成果を出す」ばかりで、効率度外視の創作と相性が悪いんですよね。
「創作系に特化したノート術はないか」と探していたところ、スマートノートを知りました。
本記事ではスマートノートを実践した結果や感想をご紹介します。
私はノートで何をしたいのか
ノート術を探す時、「どうなりたいか」を明確にすることは大事です。
私は「頭がよくなりたい」と思っていました。効率よく学ぶ、記憶に残ることも大事ですが「地頭を鍛えたい」と思ったのですね。なぜなら創作は既知情報の集合体ではなく、新たなものを創出する行為だから。考える頭がないと、新しい作品が生み出せないと思ったからです。
元々は考え方や思考術の本を探していたのですが、スマートノートは私の理想にピッタリでした。
スマートノートとは
スマートノートは岡田斗司夫氏が考案したノート術。「楽しむ」「面白い」を重視しているため、とにかく続けやすい内容になっています。
「書くことに慣れる」からスタートしているため、書き慣れていない人向けにも始めやすい。最終的にはタイトル通り「天才になる」ことを目指しています。
読んだ&やってみた感想
まず読んで「私が欲しかったのはコレだ!」と思いました。創作に特化したわけではないのですが、地頭が鍛えられるので創作にも大いに役立ちます。
小説を書く時はとにかく問答法を使って「なぜ」を掘り下げるのですが、本書でもふんだんに「なぜ」を掘り下げます。考える練習にもなって最高です。
初日に第2フェーズまで読んだのですが、早速コンビニに走ってB5ノートを買って来ました。翌日第3フェーズを読んだので実践。読んだ2日目で「これは本当に効果がある!」と確信しました。
まだ読んで一週間も経っていませんが、毎日楽しく実践しています。書くたびに気づきがあるので、一日に何回も書きたくなります。
私の弱点
最後まで読んだのですが、多分私は第7フェーズまでそれなりにやっている。でも第3フェーズが弱いせいで、以降の効果が薄いのだと感じました。
第3フェーズ「論理訓練を始める」は本書の根底といいますか、実践する上で最も初歩的かつ重要な部分です。自分なりに論理を組み立てるのですが、最初自分にできるか不安でした。でも思ったよりあっさりと2ページ書けました。
多分、習慣的に書いている人ならそれほど難しくないのでしょう。むしろ「論理とはこのように鍛えるのか!」と目から鱗です。
やり方を学んだから、あとはひたすら書くだけ。一日で劇的な変化が訪れるわけではありませんが、毎日少しずつ書くうちに自身の成長を感じます。いつか訪れる第5フェーズ「臨海突破」が今から楽しみです!
スマートノートで天才になろう!
効率よくたくさんの仕事をこなす「秀才」ではなく、まったく新しいものを生み出す「天才」になるためにスマートノートは存在します。地頭を鍛えたい方、自分のオリジナリティを活かしたい方はぜひスマートノートを試してみてください。
創作だけでなく、人生にも大いに役立ちますよ。