「神・時間術」やってみた【体験談】1日の生産性を大きく向上させる

「もっとたくさん執筆できるようになりたいな」とは思うけど、何をしたらいいかわからない。そんな時、天狼院書店の時間術ゼミを見つけました。

講師である天狼院書店店主の三浦さんは、こんなに多忙なタスクを一週間でこなしているそうです。

《ある三浦の1週間》

平均10,000歩以上平均睡眠時間7時間

原稿30,000字/週

撮影3,000枚/週

納品900枚/週アポ11件/週

企画立案5件

会議3件

イベントローンチ4件

大学講義1コマ登壇

天狼院イベント・講義登壇9コマ

読書20冊/週(*漫画・雑誌等を含む)

+プライベートetc.

引用元:https://tenro-in.com/1907zemi/261540/

こんな記述に惹かれて受講したいと思ったけど、結構高い……。講座内容もよくわからないし、類似した本はないだろうか……と思っていたら、ほぼ合致する本を発見しました!

その名は「神・時間術」。本記事では本書の紹介と、実践した結果をご紹介しますね。

目次

神・時間術とは

著者は精神科医の樺沢紫苑さん。時間の使い方を変えることで生産性をアップさせ、一日で24時間以上の成果を得る方法を紹介しています。

医学的な知見と実体験に裏付けられた内容のため、説得力大。精神論や抽象的話でなく「具体的にどうしたらいいか」を教えてくれるので、すぐに実生活へ取り入れられるのもグッドです。

ちなみに、天狼院書店の時間術ゼミと内容が同じとは限りませんが、ウリは同じ。「まずは時間術を試したい」「自分に合っているか試したい」という方には、嬉しい一冊です。

神・時間術を試した結果

本書を読んだ翌日、偶然早起きできたので実践してみました。結論から言うと1日だけでもめちゃくちゃ効果があったんですね!

ここからは試した結果どんな1日になったか、タイムスケジュール付でご紹介します。

私は完全在宅のフリーランスです。やろうと思えば本書の内容をすべて実践できます。会社員のように時間的拘束がないことを予めご了承ください。

6:30 朝のウォーキング

目覚めても、なかなか布団から出られないですよね。

本書では「起きた時にすべきこと」が紹介されています。その中にあるのがウォーキング。運動かつ太陽光を浴びられるため、特におすすめされている行動です。

私は朝食を買いに出かけました。私は学生時代も7時過ぎまで寝ていたので、こんな時間に外を歩くことはありません。町は静かで、空気がピンと張り詰めています。しかし緊張とか、堅苦しさはなくて。自然と背筋が伸びる感覚です。まだ出歩く人も少ないので、なんだか町を独占した気分です。モーニングを実施している店はすでに繁盛してましたけどね。

眠気覚ましを兼ねて、コーヒーを買って帰りました。

ここから得た学び

早起きしても二度寝しない。「今起きるんだ!」という強い意志が必要だと思いました。

寝不足だと「まだ6時間しか寝てない……2時間追加で……」と二度寝してしまいます。まあ、こういう時は必要経費だと思って二度寝するんですが。

6:30に起きた直後は頭がボーっとしてて「大丈夫か?」と思いましたが、布団から出られればなんとかなると思います。

あと、翌日着る服は用意しておくと楽。ただし朝食はその日の気分に合わせたいので、用意しないことに決めました。

7:00 仕事スタート

まさかこんな時間から働くとは。驚きつつも、食後にパソコンを起動しました。

本書によると、朝起きてすぐの時間帯が最も作業効率がよいそうです。特に7~8時が最もパフォーマンスが高くなるのだとか。この機会は逃せません。

この日は急ぎの仕事がなかったので、あえて一番困難だと思っている仕事「電子書籍の構成作り」に取り組みました。

実は自分自身、どう作っていいか困っている構成があったのですが、驚くほどすぐにスッキリと片づきました。もう何を悩んでいたのか、自分でもわからなくなるくらい簡単に!

あらかた目途が立ったので小説に着手。最近行き詰っていたのですが、こちらも難なくクリア。むしろこれまで忘れていた伏線を思い出し、しっかり作中に入れることができました。

ここから得た学び

正直、常に頭がボーっとしたままでした。特別効率よくなっている感覚はありません。しかしやってみると、スラスラ進む。行動に無駄がない感じです。ちなみに、この後日ルポルタージュを書いたのですが、約90分で高クオリティの作品を仕上げることができました。時間自体は短縮できなくても、仕事の質が高まると思います。

目下の課題は「自分のサイクル」を掴むこと。すぐに集中力が切れます。本書推奨のタイマーを使ってもよいのですが、私はポモドーロタイマーの動画を使うことにしました。感覚が掴めてきたら、タイマーを導入します。

お気に入りのポモドーロタイマーはこちら

8:30 空腹

途中、ものすごくお腹が空きました。まあ、朝マックだから量が足りないのでしょうが。

また出かけるのが面倒なので耐えましたが、空腹にかなり意識を持っていかれましたね。いっそ切り替えて、2度目の朝食として休憩した方がよかったかもしれません。

ここから得た学び

思えば、ここで90分。本書で紹介されている「集中力が続く時間」に当てはまっています。食事でなくとも、おやつを用意しておけばよかったと思いました。食事は噛むのがいいそうなので、ナッツ類を用意しようと思います。

11:00 昼休み

作業が一区切りした&空腹に耐えきれず、早めの昼食。ついでに昼休みに入ることにしました。食後はKindleとYouTubeでまったり。いつもダラダラと見てしまうのですが、この日はそこまで見たいと思わなかったですね。それよりも眠かったので、30分ほど昼寝しました。

なんだかんだで、2時間近く休んでいたかもしれません。まあ、急ぎの仕事がなかったからいいんですけど。

ここから得た学び

娯楽をYouTubeから書籍に移行できたのは、結構大きな進歩です。動画は何時間でも見れちゃいますから……。

昼寝は20分程度の瞑想動画を使うと便利。昼寝時間30分のうち10分は完全に無音で寝れるし、寝れない場合でも瞑想しているためスッキリできます。

13:00 午後の仕事スタート

午前に作った電子書籍の構成を、さらにブラッシュアップしようと着手。しかしまったく閃きません。疲れたので午前中に中断していたのですが、一気に取り組むべきでした。仕方ないので、書籍の本文を音声入力で作り、疲れた時用の仕事としてストックしました。

小説が少し鬱展開になったのもあり、16:30に筆が止まりました。感情的な問題だから仕方ないにしても、ここであることに気づきます。

今日の終業時間を決めてなかった!

終わりが見えることで、バーストがかかります。ダラけがちな午後の仕事に再度勢いがつくので、一日の終わりを決めることは重要だと本書では述べています。

また、1時間程度の運動をすると、午前のような集中力が戻ります。最適な時間は16~17時。まさしく筆が止まった今の時間帯でした。しかしこの日は結局何時終わりにしていいかわからず、腹が減った18時頃に終業しました。

ここから得た学び

運動時間と終業時間は、予め今日の予定として組み込むべきです。運動後の2~3時間はパフォーマンスがよくなるので、その点も考慮したいところ。

私の中では以下が一番効率がよいのかなと考えています。
・15~16時:運動
・16~18時:作業
・19時~:夕食

あと、「今日何をするか」も予め決めておくべきですね。一つが片付いた時に「次は何をしようか」と悩むのはもったいないと感じました。この経験から、私は前日夜にTodoメモに「この日にすべきこと」をまとめる習慣を作りました。

おすすめはコチラ ※Dateに優先順位を書くと便利です。

18:00 夜時間の使い方

いつもは空腹がつらすぎて、コンビニへ直行します。しかしこの日は腹具合に余裕があったので、自炊を楽しみました。

この日は読みたい本があったので、娯楽として読書三昧。図書館から複数借りていたので、優先順位&読みたい本リストを作りました。「今日何を読むか」と選ぶ楽しみはあるんですが、迷うと本当に決められないですからね。先に決めておいたわけです。

私は電車の中が一番読書が捗るのですが、在宅なので通勤時間はありません。さすがに1日1冊は無理そうです。また、読んでもアウトプットまでは手が回らない予感。読書術も学ぼうと思いました。

私が読んだ読書術の本はコチラ

20:00 就寝

不眠症気味の私ですが、いい感じに眠気が襲ってきました。21時には寝る準備をし、22時にはベッドに入りました。相変わらず寝つきが悪かったですが、さすがに深夜1時までには眠れました。下手すると朝7時まで眠れないことが多々あるので、いつもよりかなり早く眠れたと思います。

ここから得た学び

本日の学びを総合して、「明日の予定」を決めました。朝一に考えるのは、時間がもったいないですからね。「今日何ができなかったか」「明日は何を優先すべきなのか」が整理できます。

ちなみに、私はベッドにまで「あれができなかったあああ」と罪悪感を引きずるタイプ。直視したら寝る前に嫌な気分にならないかと不安でしたが、むしろ「これだけやればいいのか」と気が楽になりました

ただし、寝つきが悪いのは考えものですね。睡眠術の本を借りてきたので、これから読みたいと思います。また、健康な体であるために食事術も必要ですね。……といった感じで、読むべき本が増えています。

神・時間術で強くオススメされた本はコチラ

目下の悩み

神・時間術に沿って行動できれば、人生が変わるでしょう。たった1日実践しただけですが、大きな可能性を感じています。

ただ、私には大きな問題があります。それは今やっている求人広告の仕事と相性が悪いこと。

相手ありきの仕事なため、時には夜間対応もあります。もちろん翌日に繰り越していいんですが、夜間に片づけた方がよい場合も多いんですよね。大事な電話や打ち合わせが入ることもあるので、スケジュール通りに動けるとは限りません。

また、ここが一番心配なのですが、朝のあの状態の頭でちゃんと求人原稿が書けるか不安です。

できるという確証を持てればむしろ効率よくなるのでしょうが、いつも筆が乗ってくるのが13~16時。「書けませんでした」とならないように、少しずつ朝執筆を取り入れたいと考えています。

参考:試して二週間経ったが……

初めて神・時間術を試してから、二週間以上が経過した今。どうなっているかというと、案外やれてます。

まず早起きはできません。明日の仕事が嫌すぎて、夜寝れないからです。

生産性はかなり上がりましたね。「起きた直後は最も効率がいい」とわかったので、仕事に優先順位をつけました。頭を使う仕事から始めて、昼食後は手を動かす作業をする。これを守っただけで、一日の作業量は増えましたね。前日に書いた作業予定も、少し多いかなと思いつつ全部こなせています。

以前は仕事と小説(余裕があればブログかエッセイ)でしたが、今は+αでブログ・エッセイまで書けています。

個人的には、今後は睡眠と読書を一番に改善したいです。ただ、読みたい本が渋滞して困ってます。作業時間の一部を読書に当てるなど、頑張って読む予定です。

読書術もやってみました

神・時間術は本当に神だった

一日24時間を物理的に増やすことはできませんが、時間の使い方を変えるだけで1日の生産性は大きく向上します。

しかし時間の使い方を変えるには、生き方を変える必要があります。そこまでの覚悟や決意がないと、大きな変化は感じないかもしれません。

しかしお試しや情報収集として、神・時間術は最高です。まずは知ってみて、可能ならぜひ試してみてください。高額な講座に通わなくても、十分人生を変えられる一冊です。

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宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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