シナリオライターになるには通信講座や通学が必要か?

シナリオライターになりたいと思った時、真っ先に浮かぶのが習うこと。通信講座や通学など色々な講座がありますが、本当に必要なのでしょうか。

本記事ではシナリオ学校に通った経験から回答します。

目次

独学でシナリオライターになれる

結論から言うと、通信講座や通学なしでシナリオライターになれます。

方法も簡単で、シナリオを100本書き写すだけ。100本書き終えた頃にはプロ並みの実力が備わっているでしょう。

面倒だから講座を選ぶ

ただ、これが嫌だからみんな習いたいと思うのですよね。もっと手っ取り早くプロになりたいのです。

しかしシナリオ学習は知識や技術だけでなく、身体に叩き込む要素が多いです。

シナリオ講座では知識や技術は学べますが、最終的には本人の努力(いくら見たか、いくら書いたか)が重要になります。

努力できない人が講座で学んでも、いずれは頭打ちになります。

私がシナリオ学校を1年で終えたのは、「最終的には個人の努力」と気づいたから。学校に行くよりも、映画を見る・シナリオを書き写す方が何倍も大事だと気づいたのです。

ただシナリオを書くだけなら、講座は大きな意味があります。しかし読む気がない・見る気がない人が習っても、プロになるのは難しいでしょう。

なぜ講座だけだと足りない?

シナリオ学校に行って思い知ったのは、圧倒的知識不足。

シナリオライターは映画やテレビドラマが好きな人が多く、仕事に関係なく見まくっています。役者や監督などの制作陣にも詳しいし、たくさんの本を読んでいます。話すほどに自分の知識不足が恥ずかしいほどでした。

もしシナリオライターになったら「いかに知っているか」が大きな武器になります。その下準備として、今から映画やドラマを見まくりましょう。それができないなら、プロになった時に恥ずかしい思いをします。

シナリオ学習だけでなく、プロに必要な素養を磨くためにも、今から作品を見まくる必要があるのです。

講座で習うだけではプロになれない

シナリオ講座で学べることは、本を読めば大抵わかります。講座に行くことで吸収率&速度アップができますが、最終的には本人の努力次第です。講座は講座として、自主的な学習にも励んでくださいね。

この本がオススメ

人気脚本家の著作。見るべき映画や独学方法も書いているので、講座に申し込む前に読みたい一冊です。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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