俳句や短歌が貯まってくると「歌集にならないかな」と思いますよね。では歌集一冊作るのに、何首必要になるのでしょうか。気になったので調べてみました。
歌集に必要なのは約300首
ネットの声を見ていると、300首あれば出版可能なようです。以下のブログによるとアンケートでは平均317首(体感平均350首)になったそうです。
出版元によって収録数が異なるため、本気で出版したい方は出版元に問い合わせるか、出版元から刊行された歌集をチェックするのがオススメです。
自費出版の場合、作品数(ページ数)が増えると料金が跳ね上がるので注意が必要です。自費出版の体験談があるので、よかったらご参照ください。
→自費出版の相場はいくら?高額な費用の理由もお伝えします
作品数は多い方がいい
「300首あれば本にできる!」と勘違いしがちですが、300首はあくまで「収録できる数」です。300首すべてが商用として通用するレベルに秀逸であると願いたいですが、中には没になる作品もあります。そう考えると、多めに作品を作っておきたいところです。
総入れ替えも考慮して、倍の600首あってもいいかもしれませんね。
私なら1000首作る、そう思った理由
私は歌集刊行に向けて、1000首作ろうと思っています。多すぎると思いますか?
実はたくさん作ると、以下のメリットがあるのです。
- 練習になる
- 没に備える
- 次の歌集を作りやすくなる
練習になる
1つめは、作歌技術を向上させるためです。当たり前ですが、作るほどに技術は上達するし、多角的な作品を用意することができます。
没に備える
2つめは没への対策です。作品数が多ければ、箸にも棒にも掛からないということはないでしょう。
むしろ全部没になるなら、今の自分ではレベル不足ということです。作り方を見直して、よりよい作品が作れるように励むのみです。
次の歌集を作りやすくなる
あなたは歌集を1冊作ったら満足しますか? 私は継続的に複数冊作りたいです。
たくさん作れば、次の歌集を素早く出版できます。もちろん1冊目の出版用意をしながら作歌も続けますが、ストックがあると心理的な余裕が生まれます。
ストックが多い分には困らないので、十分に用意してから歌集を目指したいと考えています。
たくさん作歌して歌集を出版しよう!
300首あれば歌集を出版できます。しかし多く作った方がメリットが大きいので、収録数にこだわらず作歌を続けてください。
推薦図書:天才による凡人のための短歌教室
私が短歌作りにハマった一冊。短歌を足掛かりに、俳句や和歌への興味が広がっています。投稿における戦略や歌集作り、マネタイズについても言及しているので、短歌以外の創作にハマっている方にもオススメな一冊です。