己書総師範から直接習えるチャンス!「己書キャラバン」とは

どうせ己書を習うなら、第一人者から習いたいですよね。

基本的に己書は最寄りの師範に習いますが、実は己書創立者である総師範から、直接己書が習える機会があります!

その名も「己書キャラバン」。地方巡回し、地元の師範や生徒が集う己書イベントです。

先日「関東キャラバン」に参加したので、己書キャラバンの概要についてご紹介しますね。

体験談は別途作成します。しばしお待ちください。

己書の基本情報は、下記記事をご参照ください。
書道嫌いほどハマる「己書」とは|料金、教室、習い方など

目次

己書キャラバンとは

2021年12月12日、関東キャラバンが初開催されました

己書キャラバンは、日本己書道場の総師範と己書運営事務局の方が巡回する己書イベント。地元の師範や生徒が集い、お題を書いたり己書への理解を深めます。

正式名称は地方名+キャラバンです。今回は全キャラバン解説のため、便宜上「己書キャラバン」と称しています。

「ガッツリ課題に向き合う」というよりは、「己書を通して人と交流しよう」といった雰囲気。今回200人を超える参加者がおり、改めて己書人気を感じました。

お祭りのような己書キャラバン。自分が所属している道場以外の人に出会える、またとない機会です。

どうしたら参加できるの?

一般からの参加は受け付けていません。参加したい時は、己書道場の師範を通して申込しましょう。

基本的には「師匠に同行」という形になります。だから「いつもの幸座の特別版」といった立ち位置ですね。

もしどこの己書道場にも通っていないなら、まずは自分が教わる師範を見つけましょう。全国に1,600人以上の道場師範がいます。

自分にあった己書道場の探し方は、下記記事をご参照ください。
書道嫌いほどハマる「己書」とは|料金、教室、習い方など

己書総師範とは

己書総師範は、2012年に日本己書道場を開設した人つまり「己書の生みの親」ですね。

己書総師範は「快晴軒 天晴(あっぱれ)」さん。本名は杉浦正さんです。

己書総師範、快晴軒 天晴さん

※総師範の本名は、日本己書道場の公式サイトにしっかり掲載されています。

0期生である杉浦総師範から始り、師範の数は1,600人以上。(2021年9月現在/31期生まで)
9年でここまで広がるとは、本当にスゴイ勢いです。

YouTubeにも積極的に登場するなど、 杉浦総師範 はいつも全力で己書普及に尽力しています。人柄は非常にフランクで、とてもエネルギッシュでした。

よかったらチャンネル登録をお願いします。

己書キャラバンの概要

ここからは、己書キャラバンの詳細をまとめました。

時間

午前の部、午後の部があります。両方とも参加可能ですが、私が参加した関東キャラバン(都内近郊)は大盛況。午前だけ参加してきました。

いずれも時間は2時間30分。さらに30分前から入室可能です。終了後に物販や挨拶等もするので、実際に会場を出るのはもう少し後になるでしょう。予定としては3時間で考えておくことをオススメします。

人数

当日の参加者は、受講生+スタッフで200人超かなりの大所帯でした。

最大限の感染対策を行い、安全に配意しながら実施しています。

参加者は人の良さそうな中年女性が多いですが、若い人や男性の姿もあり。みんな「己書が好き」という目的で集まっているので、始めましての方でもすぐに笑顔になれるような、そんな空間でした。

ちなみに、うちの道場からは師範含め8人参加したのですが、生徒全員が師範を目指すガチ勢「面白そうだから」とノコノコついてきた愉快犯は、私しかいませんでした。

料金&持ち物

料金は3000円。物販で何か買うなら別途費用が必要です。

持ち物は以下のとおり。

  • 受講料(3000円)
  • 講座道具(筆ペン一式/絵具/絵筆)
  • ポケットティッシュ
  • ゴミ袋

基本的な「色付き課題を書く時の道具一式」です。私はそこまで幸座が進んでいないので、師範から一部道具を借りました。

そもそも「ある程度できる人向け」の幸座です。初心者参加OKですが、そこだけ理解しておきましょう。

ちなみに、筆ペン一式は会場で購入できます。普段取り寄せで買うペンをすぐさま買えるチャンスですので、補充したい人はお見逃しなく。

己書キャラバンの流れ

己書キャラバンでどんなことをするのか、流れをご紹介します。

  1. 運営スタッフ挨拶
  2. 総師範のありがたいお話
  3. 新ペンの実演
  4. 総師範によるお題の試し書き
  5. 幸座タイム(物販購入、他受講生への挨拶込み)
  6. 各師範による生徒への総評
  7. 総師範による総評
  8. 集合写真の撮影
  9. 解散(物販購入、他受講生への挨拶可)

私が参加した関東キャラバン直前に、新しいペンが完成したそうで、総師範自ら実演してくれました。多分他の己書キャラバンにはないプログラムでしょう。

【新色】青海波(せっかいは)と新雪(しんせつ)の初公開です。

青海波は、水墨ペン。水に溶ける性質があり、ぼかしがキレイ。水で線をぼかすと、まるで絵具を塗ったかのようにスーッと伸びます。総師範の鮮やかな筆さばきで、ますます魅力的に見えましたね。

新雪は白色インクの筆ペン。黒い紙にもしっかりと書けます。「これ以上濃くなると修正液になる」とのことで、インクの濃淡が絶妙なのだとか。

日本己書道公式のサイトで買える…と思ったら買えませんでした。師事している師範を通して購入をお願いしましょう。

ちなみに実演中、一部受講生たちが「すごーい!」とワアワア言ってたので、さながらテレビショッピング(笑)
ちなみにうちの道場の師範&生徒による歓声です。

己書キャラバンの感想は?

一言でいうと「己書のファンイベント」です。「総師範とお喋りできた」とか「趣味仲間を増やしたい」という人なら、めちゃくちゃ楽しいと思います。

私はお題見た瞬間「書きたい!」と思ったので、ありがたいお話し中ずっとソワソワしてました。総師範ごめんなさい。でもサラッと褒めてくれて、とても嬉しかったです。

その時の体験談は別途作成します。しばしお待ちくださいね。

パワフルな参加者が多くて、参加するだけで元気をもらえました。終わった後に道場仲間でお茶会をしたのですが、最高に楽しかったですね。普段話さないメンバーに会えたので、ご縁に感謝です。

己書を書きにいくなら、ちょっと物足りないかもしれません。しかし「己書を楽しみにいく」という方なら、最高に楽しめるイベントだと思いました。

己書キャラバンはお祭り気分で楽しめる!

各地方を巡回する「己書キャラバン」は、総師範に会えるレアチャンスです。しかしお祭り色が強いので、「習いたい」目的で行くと物足りないかもしれません。

ただ己書を通して様々な出会いがあります。己書の熱気を感じます。己書を習っている方なら、行って損はないでしょう。

もしお近くで開催する噂を聞いたら、ぜひ参加してみてください。その際は自分の師範にお願いするのをお忘れなく。

推薦図書:筆ペンだけで今を変える 己書

道場開設研究所所長・平井浩二先生の本。己書の魅力がギュッと詰まった一冊です。もちろん平井先生も己書キャラバンに参加。テレビに登場するなど、今最も熱い己書師範です。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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