いろいろと勉強した方がいいよ。
高卒で就職した私に、先輩の高卒社員から言われました。「なるほど!」と答えたのですが、「じゃあ何を勉強したらいいんですか?」と聞くと「色々」と濁されました。
大人になると勉強が大事とは言いますが、具体的に何をすればいいか。どうすればいいかは、誰も教えてくれませんよね。
本記事では私が新社会人時代に知りたかった「大人の勉強のやり方」について解説します。
本手法はライターや小説家の「情報収集」にも役立ちます。ネタ集めが苦手な人もご参照ください。
大人の勉強は、ほぼ読書
大人の勉強では、高確率で「読書」になります。これに気づいた当時の私は「な~んだ」と思いましたが、読む上で注意があります。
ちなみに「体験」も重要です。しかし生きていれば自然とある程度の経験を積めることもあるので、急いで何かをする必要はありません。もし何かしたいなら「これまでの人生で経験したことがないもの」をやってみましょう。
経験よりも読書に重きを置くのは、本は自主的に読もうとしない限り、永遠に得られない知識が書かれているから。だから読書は意識してでも行う必要があるのです。
なぜ読書が重要なのか
読書することで「何かしらの情報」を得ます。しかし問題は「その情報が役立つか」です。
例えばハワイの歴史について学んでも、ハワイに行かなければ知識の持ち腐れです。しかしハワイの歴史を誰かに教えたり、ハワイの文化を知る上では歴史の知識が役立つでしょう。仕事で使わなくても、雑談で使うかもしれません。
本には、ただ情報があるだけです。それをどう使うかはあなた次第。逆に使い道があるなら、何を読んでも学びに繋がります。
どれくらい読書すればいいのか
まずは毎月1冊読むことを目指しましょう。
日本人の平均年間読書本数は約12冊です。この数字を少ないと思ったでしょうか、多いと思ったでしょうか。特に日本人は、大人になったら勉強は終わりと考える節があります。だから漫画や雑誌しか読まない人も多いでしょう。
毎月1冊以上が読めれば、平均的な日本人より頭一つ飛びぬけることができますよ。
何を読めばいいのか
まずはビジネス書を読みましょう。新書や文庫よりも、単行本の方が優れた本が多いです。
ジャンルはロジカルシンキング・セールス・交渉術・行動心理学・自己啓発書がオススメです。なぜなら何をする上でも人間との交流が必要になるから。相手の心理を読み、うまく誘導することで、あなたの望む結果が得られるでしょう。
もちろん小説も役立ちます。ただ読んだからといって即役立つわけではないので、息抜きや娯楽として読んだ方が楽しめます。人間心理や人との付き合い方を学んでみましょう。
ちなみに意外ですが、小説よりも実用書の方が平易な日本語で書かれていて読みやすかったりします。「読みやすいから~」で選ぶなら、話題のビジネス書を手に取ることをオススメします。
読んでタメになったオススメ本
ここからは私が読んで「タメになった!」と思う本をご紹介します。
ちなみに私の専門は「創作」です。創作方面で役立った本は、下記をご覧ください。
→20年の書けない悩みが解決した|小説の書き方入門書3冊
THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術
「どれか一冊に絞れ」と言われたら、断然コレ。それぐらい勉強になった一冊です。
ハーバード大学の必読図書トップ10に選ばれるなど、日本だけでなくアメリカでも高評価。
読みやすいのに中身は長重量級。私は全部読めてないのですが、一章読んだだけで「これはスゴイ!」とほれ込んだ一冊です。
「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
「読書の仕方」が学べる一冊。読書術の本は多いですが、本書を読んで見方が変わりました。
「内容を疑う→調べる→知識になる」は、まさしく大人の学びの王道。サクッと読めるので、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
あまりにも有名な一冊。私は本書を読んで、世の中の見方がガラリと変わりました。多分本書の内容を理解していないと、どんなビジネス書を読んでも刺さらないでしょう。それくらい根本的な内容が書かれています。
ちなみにMLM(ネットワークビジネス/マルチ商法)をしている人は、異常に本書を推薦してきます。本書は悪くないので安心して読んで欲しいのですが、本書をゴリ押ししてくる人には注意しましょう。
大人の勉強は「読書」が最強
本には先人たちの叡智が詰まっています。特にロングセラーの本は、普遍的な内容のため刺さる人が多いでしょう。
時間も場所も選ばず千円程度で学べるので、お財布が寂しい人にもありがたいところ。
たくさん読んで、日頃の生活に役立ててくださいね。
読書が難しい時は…
「読む時間がない」「読書が苦手」という人は、オーディオブックを使うのがオススメ。多忙な成功者たちも「移動しながらオーディオブックを聞く」という人が多いです。
「どう使えばいいの?」と悩む方は、こちらの本がオススメ。知って損はないので、オーディオブック導入に悩む方はご参照ください。