【検証】奇門遁甲を独学で学んだ結果…|思わぬ事態発生!

先日、九星気学を学ぼうと手にした本に「奇門遁甲(きもんとんこう)」なる文字が。
なんだか字面のカッコよさに惹かれ、九星気学そっちのけで学んでみました。

3日学び、大体把握。しかしこれ以上は「学んでも無駄」だと判断し、断念しました。

本記事では、独学で奇門遁甲を学んだ感想をお伝えします。

この記事は、次のような人の参考になります。
・これから奇門遁甲を学びたい人
・独学で奇門遁甲を学べるか不安な人
・スクールに行くか迷っている人

目次

奇門遁甲とは

本題に入る前に、奇門遁甲について簡単にご説明します。不要な人は飛ばしてください。

奇門遁甲とは、方位術の一種。遁甲盤から「何時にどの方角へ行くとよいか」を割り出し、開運につなげます。発祥は古代中国で、かつては兵法として利用されました。

よく九星気学と比較されますが、奇門遁甲は「短時間」に特化
引っ越し・移転等なら九星気学旅行や日々の開運アクションには奇門遁甲を用いるのがよいとされています。

奇門遁甲を独学した感想

奇門遁甲の概要を学ぶだけなら、独学でイケます。ただ日常使いできないでしょう。

奇門遁甲は遁甲盤を読んで鑑定します。年盤・月盤・日盤・時盤をそれぞれ鑑定するのですが、算出がマァ大変。遁甲盤を作るだけで、かなりの時間がかかるでしょう。

遁甲盤を表示するサイトは無数にあります。ただ信頼できるサイトがありません
さらにサイトによって、表示が少しずつ違うのです。中には用語の意味まで変わる不適切なサイトもあるようですね。

一度習ったら、習った人の作った遁甲盤を使うしかない。しかし、二つの不便が。

  • 遁甲盤をネットで公開していないことがある
  • どの流派が正しいのかわからない

さらに「学んでも、日常的に使わない」との結論に至り、やめた次第です。

次から、より深い問題点を解説していきますね。

ネットで公開していないことがある

遁甲盤をネット公開していなければ、占う度に本が必須になります。
占う度に本を引っ張り出してくるなんて、面倒ですよね。

無関係なサイトで遁甲盤を見てもいいのですが、東西南北が逆になってる場合も。鑑定結果に関わるので、この違いは見過ごせませんね。

本から当該盤を探すのも、まぁ面倒。ネットがないと、奇門遁甲はかなり使い勝手が悪いです。

どの流派が正しいのかわからない

占い全般にいえますが、「どの流派から学ぶか」が鍵となります。

奇門遁甲には、まず中国式日本式があります。鑑定基準となる暦だけでなく、暦の解釈も異なります。

どれが正しいかなんて、誰にもわかりません。自分に合った流派を見つけるには、多数学ぶしかない。
ただ、流派によって遁甲盤や解釈が違う場合、一から学び直すことになります。

開運効果が出にくい

奇門遁甲の効果は、すぐに出ません。
時盤や日盤なら出やすいかもしれませんが、年盤の場合はさらに効果が出るのが遅い。効果を自覚できない可能性も高いですね。

方位術は、よほど気長に待てる&外れても大丈夫という余裕がなければ、使うのが難しいでしょう。

鑑定方法が曖昧

方位術は、移動が鍵となります。しかし「どのくらい移動すればいいか」は、人によって異なります

普段から移動する人は〇㎞で、移動しない人は〇㎞で…なとなど、細かい例外があります。「結局どうすればいいんだよ!」と突っ込みたくなりました。もし移動距離が足りなくて効果がなかったら、やってられませんよね。

しかも、効果は遅れて発動。その開運行動が正しかったか、後から検証しづらいでしょう。

例外で幅広い対応ができるのは嬉しいですが、素人には判断しづらいのが奇門遁甲の難点です。

占い中毒か占い不信になる

日々でラッキー方位がわかれば、そりゃ便利です。しかし占いに振り回されては、生活しづらくてしょうがない。占いが嫌になって、占い不信になるでしょう。

一方、もし当たったら大変。毎日ラッキー方位を取りたくなって、生活のすべてを捧げる可能性も。のめり込んで、占い中毒になる恐れがあります。

いずれにせよ、占いによって平和な日々が脅かされそうですね。

奇門遁甲との上手な付き合い方

奇門遁甲は、「ここぞ!」という日に使うのがよいでしょう。毎日だと振り回されて疲れます。

利用頻度が低い&鑑定が大変なので、いっそ占ってもらった方が楽かもしれませんね。電話占いとか便利です。奇門遁甲ができる占い師は、電話占いヴェルニに多い印象です。

大事な日ほどプロに見てもらって、納得いくアクションをしましょう。

奇門遁甲は独学できるが使いにくい

本記事のまとめは、次のとおりです。

  • 奇門遁甲は独学可能
  • ただし学んでも日常使いしにくい
  • 大事な鑑定なら、プロに頼んだ方が楽

いずれは使いこなしたい奇門遁甲。しかし今回読んだ流派で極めていいか、不安が残ります。

これは「今回の流派が悪い」という意味ではありません。ただ他流派を知らないと、後から後悔するかもしれない。

だから納得した上で極めるためにも、他流派を学ぼうと思います。

推薦図書:成功をつかむ究極方位 奇門遁甲

日本では数少ない奇門遁甲の専門家が書いた著書。初心者向けで、すごくわかりやすかったです。2045年までの遁甲盤が載っているので、これからも長く利用できる一冊です。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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