ゲームシナリオの特徴とは|小説、シナリオ・脚本との違い

ゲームシナリオを学び始めて一週間。

少しずつですが、独特な特徴小説やシナリオとの違いが見えてきました。

本記事では、ゲームシナリオの特徴をご紹介します。

目次

ゲームシナリオの特徴

ゲームシナリオの特徴は、次のとおりです。

  1. プレイしない限り読めない
  2. 物語を巻き戻せない
  3. プレイヤーに選択させる
  4. 読まないユーザーがいる
  5. 一度に表示できる文字数
  6. ゲームシナリオを使った演出

プレイしない限り読めない

ゲームはプレイヤーが能動的にならないと、楽しめない娯楽です。

なぜなら、ユーザーがプレイしない限り、ゲームは楽しめないから。

勝手に流れてくる映像作品や気軽に開ける本と違い、ユーザーはゲーム機とにらめっこする必要があります。

「このゲームをやりたい!」と思わせる魅力が、ゲームには必要なのです。

また、クリアにも時間がかかります。

次のプレイまでに時間が経ったり、他の娯楽を優先してプレイしなくなるかもしれません。

「またやりたい」「最後まで楽しみたい」と思わせる魅力が、ゲームシナリオには必要なのです。

物語を巻き戻せない

ゲームシナリオ最大の難点は、物語を巻き戻せないこと。

読み飛ばしたり忘れた場合、もう一度見ることができません。

だから重要なことは繰り返したり、次の行動を明確にする必要があります。

前述したように、ゲームクリアには時間がかかります。

時間が空いても物語を忘れないような仕組みが、ゲームシナリオには必要なのです。

※メニューやマップに目的地を指示するなど、他要素でリカバリーはできます。ただ「今何しているんだろう?」と物語を忘れた時は、シナリオでリカバリーするしかないでしょう。

プレイヤーに選択させる

ゲームには「シナリオの分岐」があります。プレイヤーの選んだ選択肢によって、物語や行動が変わることです。

ゲームのジャンル次第ですが、「シナリオの分岐」は他媒体にない概念です。

また、どちらを選んでも同じなのに、わざわざ選択肢が出てくることがありますよね。

これらは「プレイヤーに選ばせる」ため。

能動的に物語に関わることで、より自分好みの物語を体験できるでしょう。

選択肢によって物語に干渉できるのは、ゲームシナリオだけの特権です。

読まないユーザーがいる

ユーザーの中には、セリフをちゃんと読まない人がいます。

ユーザーがゲームに求めるものは、人それぞれ。
「純粋に戦闘が楽しみたい」と思う人なら、セリフを飛ばしても仕方ないです。

また、長いプレイ時間のため、途中で物語を忘れることがあります。

ちゃんと読んでなくても(又は途中から見ても)物語を理解できるような明確さがあると、楽しみやすいでしょう。

「読まれない前提」「うろ覚えでも楽しめる状態」で書いた方がよさそうですね。

一度に表示できる文字数

文字数上限があると、右のようにセリフが途切れます

書式上で一番気を付けることは、ウインドウに表示できる文字数でしょう。

ゲームキャラクターのセリフやモノローグは、ウインドウに表示されます。

ウインドウには「縦×横」の文字数が決まっており、一度に表示できる情報が限られます。

セリフが「表示される」のは、ゲームシナリオ特有の現象でしょう。
映像作品のセリフは、表示される機会が少ないですからね。

区切りが悪いと、変なところでセリフが切れます。
次のセリフを表示しない限り、続きは見れません。

上記イラストを見ると、右側はセリフが途切れてますよね。

  • 一度の表示でどこまで見せるか
  • どの言葉を使えば、文字数内に収まるか

ゲームシナリオは、表示できる文字数上限を意識する必要があります。

ゲームシナリオ以外を使った演出

ゲームには、シナリオ以外で物語・キャラクターを表現する手段があります。

  1. アニメ
  2. イラスト
  3. ボイス
  4. ゲームシステムパラメータ
  5. スキルや特殊能力

ゲームを構成するものは、すべてを利用できます。

ゲームの面白いところは、上記が作品ごとに大きく異なるところ。

たとえば、ラジオドラマなら「音楽・声・効果音」と構成する要素が決まっています。
クオリティに差こそあれ、構成要素はどのジャンルでも変わりません。

しかしゲームは、作品ごとにバラバラ

アニメ重視の作品もあれば、キャラクターボイスなしの作品も。
イラストも立ち絵からドット絵(取扱説明書にしかキチンとした絵が出てこない)もありますよね。

他部署との連携が必要でしょうが、シナリオ以外からも多くを表現することができます。

ゲームシナリオは、ジャンルによって全然違う

ゲームシナリオは、ジャンルによって内容がまったく異なります。

シナリオ重視作品もあれば、添え物程度で十分な作品も。

プレイヤーや制作陣の意図に添えるよう、ジャンルごとの特徴を分析しておくとよいでしょう。

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宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。

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