俳句を学んでいると、歳時記が欲しくなります。私はこれから本格的に学んでいきたいと思ったので、一冊購入しました。
本記事では私がその歳時記を選んだ理由をご紹介します。
一冊目に最適なので、ぜひ参考にしてください。
私が買った歳時記「ハンディ版 オールカラー よくわかる俳句歳時記」
ハンディ版とB6版があり、私はハンディ版を買いました。
購入の決め手は、以下の通りです。
知りたい情報が網羅されている
私が歳時記選びで重視したのは、以下の3つです。
- 季語の数が多い、ジャンルが偏っていない
- 基本季語とともに関連季語も学べる
- 写真付きで、季語を使う情景がイメージしやすい
言葉だけ知っていても、何かわかっていないと意味がありません。そこで写真が豊富な歳時記を探しました。しかし「植物」「春」などジャンルごとの本になっていたり、写真が豊富すぎて季語数が少ない本が多かったです。
一方、辞書として読みやすい本には写真がありません。白黒刷りです。後述しますが、オールカラーだとかなり読みやすいんですよね。
意外なことに、すべての条件を揃えているのが本書だけでした。高価だったり大型本だったらもっといい本があったかもしれませんが、値段もサイズも本書が最適でした。
オールカラーで読みやすい
本書は全フルカラーです。「カラーだから何?」と思うかもしれないですが、カラーだと超読みやすいんですよね!
本書では、見出しごとの季語に色がついています。だからパッとページを開くと、季語がすぐに見つけられるんですね。季語の下に関連季語や季節(初春、仲春、晩春など)が載っているので、必要な要素がすぐに探せます。
見るほどにテンションが上がってくるので、読むだけでも楽しいです。
5つの季節がすべて載ってる
歳時記によっては、春・夏・秋・冬・新年で分冊されています。吟行で「今の時期だけ」を持ち運びできるので、とても便利です。
一方、これから俳句を続けるかどうかわからない初心者なら「一冊で完結させたい」という人もいるでしょう。私がそうです(笑)
本書は1冊で5つの季節を網羅しています。「これっていつの季語?」と迷った時、総索引から探せるので便利です。5冊の中から探すより「これを見ればいい!」と決まっている方が気楽に使えます。
なぜハンディ版にした?
外で使うなら小型の方がいいですが、家で使うなら大きい本でも問題ありませんよね。私は家で使うのにハンディ版を買いました。
なぜB6サイズにしなかったのか。理由は、大嫌いな鶏の写真があったからです。私は本当に鳥類が嫌いで、特に鶏は大嫌い。見るのも嫌でした。(新年のところにありました。怖くて読んでいませんが)
ハンディ版をザっと見て、同じ写真がないので購入。後になって燕の写真があることに気づきましたが、鶏よりはマシなので耐えられました。
ちなみに、もし鶏の写真がなかったら、私はB6版を買ってました。読んだ感じが好きだったからです。くだらない理由で申し訳ないですが、人によっては死活問題だと思います。参考になれば……。
▼B6版はコチラ
最初の歳時記におすすめ!
「とりあえず歳時記が欲しいな」という方に、「ハンディ版 オールカラー よくわかる俳句歳時記」はおすすめです。写真付きなので季語を使う場面が想像しやすく、フルカラーだから読みやすいです。俳句を作らない方でも、見ていて楽しくなるでしょう。歳時記選びに困ったら、ぜひ本書を検討してくださいね。