ライターとして活動するなら個人ブログを作るべきと、先輩ライターたちはいいます。私も同じことを言われたのですが、当時はピンと来ず。しかし今になって意味がわかり、かなり重要だと気づきました。
そんな折、知人から「ライターになりたい」と相談されました。見事に継続案件を受注し、現在も細々とライター活動を続けているようです。
そこで私が知人に伝えた【新人ライター時代に作りたかったブログ】についてご紹介します。
ちなみに、本人は作ってません。なので本内容は真似してOKです。私からの指示だと思って、読み進めてみてくださいね。
新人WEBライターに送った指示書
以下の指示書で作るよう、私は知人に指示書を送りました。まずは私が送った指示書をそのまま掲載します。その後で、解説を載せますね。
タイトル案
ブログ「病弱な主婦が未経験からWEBライターを目指したら…」(仮)
なぜやるの?
- 「こんな私にもなれた」と、WEBライターとしての歩みを記録してほしい
- いずれ「あなたみたいになりたい!」と言われた時に、「これを見てね」と言えるものがあると強い
- いずれ電子書籍にして発売(その下準備)
- 見てくれた人が得する&成長過程でファンになってくれる→応援してくれる
- ブログの練習をしてほしい
- 学びをアウトプットし、知識を強固にしてほしい
最終目標
- いずれは電子書籍化。同じように悩む人へ、自身のストーリーを紹介してほしい
- ライターとしての自伝作りに活用してほしい
お約束
- 1000~1500字程度に抑えてください。(書きすぎ注意!)
- 1つにたくさんネタを書くと、読む方が消化不良を起こします。1記事1ネタにしましょう。
- 自分の為に書きますが、読むのは読者です。読者のために書いてください。
- 自分が書きたいものじゃなくて「読者が欲しいもの」を書いてください。
- 判断基準は「何も知らない頃の自分が読んで、この記事の内容で喜ぶか」
- これは案件です。お仕事だと思って書いてください。
下に構成の見本を書きますが、正解ではありません。他にいいものがあれば、それを使ってください。
構成案
- ちょっとした近況
- 今日の学び、すること
- 2の解説
- 2を実践した過程、顛末
- やってみてどうだったか
- 次への学び、反省点など
- 読者へのメッセージ(〆の言葉)
※区切りがいいところで、1~7を「見出し」に設定してください。
【例】記事見本
タイトル:はじめての案件探し! 新人ライターが受注すべき仕事とは?
最近寒くて気が滅入りますね。
そんな時、在宅でできるライターのお仕事はありがたいです。
でも仕事がないと、働けないですよね。
そこで、今日は「案件を探す」を実践します。
今日やること(見出し)
ライターのお仕事は、案件と呼ぶことが多いです。
「初心者でもできる案件探し」として、先輩ライターから紹介されたのがクラウドワークス。
案件を探すポイントは二つあります。
- 自分の成長に役立つもの
- 自分がやっていいと思うもの
興味がないジャンルだと書くのがツライので、安請け合いしないのも必要ですね。
やってみた(見出し)
たくさん案件がありすぎて探せない…。
でも「確実にできそうな案件を」とのことなので、根気強く探します。
明日の出会いに期待しよっと!
皆さんも、いい案件に出会えたら、ぜひ応募してみてくださいね。
よくある質問
何で書いたらいいの?
→アメブロ・note等、なんでもいいです。私ははてなブログを使ってます。
ただしいつでも引っ越しできるので、まずは「やる」が重要です。
毎日更新しなきゃいけない?
→お任せします。中には「毎日更新」をウリにしてる人がいますので。
数=ブログの強さにもなるので、書く分には有益です。
ただ、結局は中身になります。
練習用に書いてるので、練習にならない記事なら無理しなくていいと思います。
以上が知人に送った仕様書です。たった一人のために、よく作ったなと思います。
ちなみに知人は作っていません。理解されず、拒否されました(´・ω・`)
ま、だからこうして私がネタにしてるし、誰かの役に立てばいいなと思ってます。
仕様書の狙い
「ブログ」というとお手軽に日常を書き散らす雰囲気がありますが、ライターが書くブログは「案件」です。上位表示されたり閲覧したくなるような記事を書かねばなりません。
しかし毎回案件クオリティでは、疲れてしまう。続かないのが一番もったいないです。
そこで自分の軌跡を綴ってもらうことにしました。
kindleで「WEBライター」と検索すればわかりますが、「こんな私もライターになれた!」や「月5万円稼ぐライター入門」みたいな本が出まくってます。
ライターになる道のり自体が商品になるのです。
私としては、みんな出しまくっているのでこのような本に価値はないと思っていました。
しかし最近になって「宮本さんみたいになりたい!」という声をよく聞きます。私の経歴を語ると、みんな静かに耳を傾けてくれるんですよね。
私の活動が広がれば「私」自身に興味を持ってもらえるのだと知りました。
しかしライターを始めた当時は、こんなことになるとは思いもよらず。今からゼロ執筆も面倒くさいので、「あの頃書いてたらよかった」と思いました。
でも当時なら書きなぐって全没でしょう。すべては「今だからこそわかったこと」です。
そこで作ったのが、この仕様書です。
正直、あなたがどうなるかわかりません。ブログを書いたからといって、活用できないかもしれません。
しかしながら、可能性はあるのです。だから今から書くことを私はオススメします。
新人ライターはブログ書け
ブログを持っているライターは、案件を受注しやすいです。
ポートフォリオや自分の筆力の証明になりますからね。
それに書いた記事をまとめることで、電子書籍にすることも可。
案件との同時並行は大変ですが、続けるメリットは大きいです。
ぜひ無理のない範囲で試してみてくださいね。
推薦図書:新しい文章力の教科書
ライティングの基本が学べる良書。私がライターとして行き詰った時に救われました。