小説執筆に対するモチベーションが湧かないと感じることは、誰にでもありますよね。忙しさや疲れ、アイディア不足など、その理由は様々でしょう。
本記事では、そんな時に試してほしい3つのステップを紹介します。
なぜ小説執筆のモチベーションが湧かない?
書く気力がなくなる理由は本当に多岐にわたります。
例えば、仕事や日常生活の忙しさに追われていると、執筆のための時間やエネルギーがなかなか確保できないですよね。
また、頭の中でアイディアがまとまらず、何を書けば良いのか分からなくなることもあります。
私も最近新しい仕事に挑戦したのですが、多忙すぎて体力がゴリゴリ削られています。小説について考える余裕なんて、ちっともなくなりました。また常に頭がボンヤリしてて、思考が上手くまとまりません。たっぷり眠れる土日しか創作できなくなりました。
では上記のような問題に直面した時、どのように対処すれば良いのでしょうか?
ここからは具体的な方法を、3つのステップに分けて紹介しますね。
ステップ1: 書く環境を整える
まずは書きやすい環境を整えましょう。ちなみに私は最近、出勤中にスマホでポチポチ打ってます。これが案外捗るんですよね。
以下はあくまで一般論ですので、自分だけの書きやすい環境を整えましょう。
執筆スペースの整理
まずは、机周りを整頓しましょう。
乱雑な環境は集中力を低下させます。必要なものだけを手元に置き、余計なものは片付けます。これにより、執筆に集中しやすくなります。
またいっそカフェやコワーキングスペースなど、執筆するしかない空間に強制的に移ることもオススメです。
執筆時間の確保
朝の時間や寝る前など、毎日決まった時間に書くことで執筆を習慣化します。確保しやすい&自分にとって最も集中できる時間帯を見つけ、その時間を執筆に充てましょう。
最初、私は「電車の中でなんて……」と馬鹿にしていましたが、一週間経った頃には結構貯まってました。案外馬鹿にできないものです。
心地よい環境作り
音楽、照明、座り心地の良い椅子など、自分にとって快適な環境を整えましょう。特に椅子の座り心地は馬鹿にできません。
お手軽なところでいえば、好きな音楽をバックグラウンドに流すことですね。創作意欲を高める曲とか集めておくと便利です。
ステップ2: 小さな目標を設定する
小説執筆に大事なのは「毎日書く」です。日々500文字でも、一週間経てば3500文字。1000字のショートショートなら週3本書けちゃうのです。
また期間が空くと前回までの内容を忘れます。こまめに書くことを心がけましょう。
1日1ページ書く
「一日1万字書く!」といった大きな目標は、挫折の原因になります。1日1000字など、達成可能な小さな目標を設定しましょう。
ちなみに私は日々のムラが大きいので「何か書けばOK!」と思っています。ハードルを低くすることで、着実に書き貯めることができます。
タイマーを使う
集中力を維持しやすい方法として、「ポモドーロ・テクニック」が注目されています。
これは【短時間(例えば25分)集中して執筆し、その後5分間の休憩を取る】というもの。YouTubeにワンセットになった動画があるので、探してみてください。
ちなみに私はポモドーロを使った方が効率悪いので、無音環境で執筆してます。
進捗を記録する
書いたページ数や時間を記録してみましょう。単純なことですが、かなりの達成感を感じられますよ。
進捗状況を眺めれば「書けなかった!」と自分を責めることがなくなる&「自分頑張ったな!」とモチベーションが上がりますよ。
ステップ3: モチベーションを維持する方法
根性論だけでは通用しない場合もあります。そんな時は、外部の力を上手く使いましょう。
自分にご褒美を設定する
目標達成時に自分に小さなご褒美を用意します。例えば、お気に入りのカフェで一杯のコーヒーを楽しむなど、ちょっとした喜びを感じられることを設定しましょう。
ちなみに私は「カフェで執筆」自体がご褒美なので、執筆以外ではカフェに行かないようにしてます(笑)
同じ目標を持つ仲間と交流する
書く仲間やメンターと意見交換し、モチベーションを維持します。オンラインコミュニティや執筆グループに参加するのも良い方法です。
ただし「誰の意見も聞かねえ!」という人もいるでしょう。私がそうです。だからイライラが募らないよう、あえて創作者とは交流しないようにしています。
ここらへんは自分の性格から選ぶとよいでしょう。
インスピレーションを得るための活動
創作のアイディアを刺激するよう、何か新しい経験をしてみましょう。散歩や読書など、日常的なことでOK。普段読まない本のコーナーに行くのも楽しいものです。
日常の中で新しい発見をすることで、書く意欲が高まりますよ。
書けなくても、悩まなくてOK!
書けない原因はたくさんあります。原因を特定して改善することが一番ですが、なかなかできない場合もありますよね。
本記事の内容は一般的な内容だから、すでに知っているかもしれません。しかしやってみると案外効果があったりするので、ぜひ一度試してみてください。
それでも小説を書けない人は、以下の本がオススメです。
書けないメンタルブロックを取るおすすめの本
メンタルブロックから「書けない!」という人には、ジュリア・キャメロンの「あなたも作家になろう」がオススメ。
この本を読んでいると「あ、こんなに気楽でもいいんだな」と思えるようになりますよ。