「今の彼って、運命の人なのかな」先日、こんな相談を受けました。このまま今の彼氏と付き合っていていいのか不安とのことです。
私は占いができるせいか、このような相談をよく受けます。しかし答えは一つです。誰に対しても同じ答えを言います。
本記事では、私がいつもお話する「恋愛相談」の答えをご紹介します。
無駄な占い代に課金しなくてよくなるので、ぜひ一度読んでみてください。
恋愛相談された時の私の答え
相手の有無によって変わりますが、私は以下の回答をします。
相手がいない場合
もっと他にすることがあるだろ。
相手がいる場合
相性より借金の有無を確認しろ。
口頭でさらっと質問された時は、上記を答えます。身も蓋もないですよね(笑)
本記事では、いつも省略している部分を含め、じっくりお答えしますね。
運命の相手はいるのか
まず運命の相手自体はいます。ただ出会えるかは別問題だし、結婚相手になるとは限りません。
だから「相手が運命の人だからといって、結婚できるとは限らない」というのを頭に入れておいてください。結婚したいなら婚活でもして「結婚相手」を探しましょう。運命の相手とイコールではありません。
ただ、運命の相手とは結婚しやすい関係ともいえます。その理由は後述します。
そもそも運命の相手って何?
運命の相手とは、あなたが成長するために必要な相手です。ソウルメイトやツインレイとも呼ばれます。
ソウルメイトとは、魂レベルでの繋がりがある人。たくさんいます。
ツインレイとは、あなたの魂の片割れ。一人しかいません。
厳密にいえば「運命の相手」といえばツインレイになるのですが、一般的にはソウルメイトを使います。その理由も後述しますね。
運命の相手=結婚ではない
ここまで読めば「じゃあツインレイと結婚できれば万事が幸せになる!」と思うかもしれません。でもそうじゃないんですよね。
なぜなら、ツインレイはあなたの成長に必要な存在だから。最も成長する形であなたと関わりを持ちます。つまり結婚が最適な形にならないこともある、ということです。
そもそもツインレイが同時代に生きているとは限りません。生きているうちにツインレイと会えること自体がレアなので、過度な期待はしない方がいいです。
ツインレイの次に繋がりが深いのが、ソウルメイト。ソウルメイトは複数いるし、彼らにもそれぞれの役割があります。ツインレイより結びつきは弱いとしても、やはりあなたに縁ある存在です。
出会えるチャンスが多い分、運命の相手のことを一般的に「ソウルメイト」と呼ぶのだと思われます。
運命の相手と結婚できれば幸せか?
一方、すんなり運命の相手と結婚できる場合があります。なぜなら結婚後に試練があるから。結婚までが大変なんじゃなく、結婚した後が大変という場合ですね。
「ツインレイやソウルメイトと出会えば、毎日がバラ色」と思う方も多いでしょう。しかし現実は真逆。試練の日々です。ただし今までが一人で乗り越える試練だとしたら、今度は二人で乗り越える試練です。シングル戦からペア戦に変わるイメージですね。
だからあなたは相手から不愉快な思いをさせられるし、悲しみのどん底に突き落とされることもあります。それもお互いの成長にとって必要なことと割り切り、共に乗り越えていく努力が必要です。
ソウルメイトやツインレイについて知りたい人へ
ソウルメイトやツインレイについて知りたい人は、以下の本がオススメ。著者がカウンセラーなので読みやすく、実体験に基づく内容ばかりなのでイメージしやすくなってます。運命の相手を引き寄せるワークがついているので、出会いが欲しい方にも最適です。
占い師はこう答える
運命の相手については、だいたいご理解いただけたと思います。ここからは話を変えて、占い師目線の話をしますね。
相性はどう見るか
正直にいうと、相性は占い師のさじ加減です。
そもそも相性は「どれだけ違いがあるか」を見ます。つまり相談者と相手が似てるほど相性がいい。似てないほど相性が悪いとなります。
そしてそれぞれの回答は、以下のようになります。
似ている(相性がいい)場合
あなたと彼はよく似ています。でも逆に、ちょっとした違いが許せなくなるでしょう。ちょっとしたことで大きな喧嘩になってしまう可能性が高いです。だから相手との違いを受け入れてください。相手を理解することで、良好な関係が築けますよ。
似ていない(相性が悪い)場合
あなたと彼は違いが多いから、ちょっとしたことで衝突することが増えそうです。だから相手との違いを受け入れてください。相手を理解することで、良好な関係が築けますよ。
お気づきでしょうか。両方とも最終的には同じ回答をしているんです。
昔は相性がいい・悪いをハッキリ出していましたが、今はトレンドが変わりました。今のトレンドでは「相手との違いを受け入れ、理解するよう努める」へ持っていくようにしています。入口が違うだけで、出口は同じなのです。
相性はいくらでも捏造できる
一歩戻って、ちょっと考えてみてください。「似ているか、似ていないか」って、どうやって見るのでしょうか。
もちろん占いの本には答えが書かれています。でも本の解釈が正しいとは限りませんよね。それに、本の通りに鑑定する人はいないでしょう。多少は鑑定者なりのアレンジを加えているはずです。ということは、鑑定者がどう判断したか次第になる。見方次第では、相性が良くも悪くもなるということです。
正直に言っちゃうと、類似性や相違性なんて、いくらでも探せるんですよね。同じ人間なんですから、それなりに共通点はあります。それこそバーナム効果でいくらでも捏造できます。
ちなみに、私は恋愛相談されたら「相性よりも、借金がないか確認しろ」といいます。浮気やDVをしないか、依存症になっていないかの方が、現実世界では何倍も重要ですから。
パートナーはどう探せばいい?
ここまでの話を総括すると、以下になります。
- 運命の相手とはいえ、結婚できるとは限らない
- 相性はあてにならない
- 結局は相手への理解が大事
これらを踏まえた上で、私は以下のようにアドバイスしています。
とにかく行動しろ
まず出会わないと、どうにもなりません。ドラマのように「曲がり角でバッタリ☆」なんて期待しない方がいいでしょう。
ただ婚活するのは、どうにも違います。「もっとあなたがすべきことをしろ」と思うのです。たとえば、仕事から逃げない。気になっていた趣味を始める。友達を増やすなど。こんなことでいいのです。
自分の人生に向き合った時、自然と相手は現れるといいます。だから恋愛や彼氏に逃げず、自分のすべきことを全うしてください。
自分のすべきことがわからない人に対しては、占いは大きな力になります。
運命の相手は「作るもの」
どんな相手であれ、最終的には「長く付き合うために努力ができる相手」が一番なのだと私は思います。
逆説的ですが、ずっと一緒にいられるから<相性のいい相手>を探そうと思うわけです。
家族や友人に対しても、長く付き合うには努力が必要です。一方、あなたのパートナー候補は、努力してまで付き合うべき人なのでしょうか。見限った方が楽なのでしょうか。一度考えてみてください。
続かない相手とは、自然と縁が切れるものです。どんなに一方が努力したって、いつかは破綻します。(身体を壊す、精神的に無理になる、家族が引き離す等)
もし「そんなに悪くない」と思っているなら、ひとまず付き合いを続けてみてはいかがでしょうか。宇宙の流れ的に、合っているものは続きます。その時になったら自然と別れが訪れるものなので、いっそ今の関係を楽しんではいかがでしょうか。そして別れる時にはお互い笑顔で「成長させてくれてありがとう」と思える関係でありたいものです。
恋愛占いが必要な時
以上を読んで、納得した方なら恋愛占いは要りません。お金が浮いてラッキーですね。
しかし現実として、占いが必要な人がいます。私は占い自体が無駄だとは言いません。ただ、落とし穴が潜んでいることを知ってほしいのです。
ここからは、占いが必要な人を紹介しますね。
自分の妄想に固執している時
恋愛中は視野が狭くなります。「自分の想いを遂げたい!」とばかりに、身心ともに振り回されることも。
こういう人は甘言や占いにハマりやすくなり、高額な課金をしてしまう恐れがあります。自分が望む結果をどうしても手に入れたくて、占い師を妄信するのですね。
でもどんなにあなたが騒いだって、相手の心や現実は変えられません!
どんなに課金したって、占い師は現実を変えられません!
自分の感情が暴走してないか、見直したいところです。
客観視できない時
上記に共通しますが、もう何が正しいのか判断できないくらい心が乱れた時です。当事者だとわからないですが、第三者だからこそわかることもあります。
「知人に知られるのは恥ずかしい」という人にとって、占い師に相談するのはオススメです。
ただ、耳障りがいいことを言うか、かなりドライなことを言われるでしょう。前者はカモられる可能性があり、後者は真摯に鑑定してくれる可能性が高いです。
個人的には後者がオススメなんですが、こういう時って舞い上がってますからね。望まないことを言われたら「この占い師は当たらない!」とブチ切れてしまいます。
都合がいい鑑定をされてリピーターにならないよう、気を強く持ってください。
この記事を読んでイラついた方へ
ここまで読んで不快に思った方は、ぜひ以下の記事もお読みください。なぜイラつくのか解説しました。逆に面白く感じた人の心理も解説してます。
占いで恋愛鑑定しても、悩みは解決しない
相手がいることは、自分一人では解決できません。だからどんなにあなた一人が悩んでも、一向に解決しないでしょう。
自分の中でグルグル考えず、美味しいものでも食べて一旦忘れてください。そして冷静になってから、相手に向き合いましょう。目の前の相手を大事にしてください。
ま、冷静でいられないから、占いが必要になるわけですがね。
こういう人は、占い師にとっていいお客さんです。つけこまれやすい状態になっていることを自覚して、財布のひもだけはキッチリ締めておきましょうね。
なぜ私はこんな話を教えるのか
ここまで読んで「もっと早く知りたかった!」「占い師も教えてくれればいいのに!」と思う人もいるでしょう。
でも占い師は教えません。なぜか。お金にならないからです。
知らない方が、占い師にとっては都合がいいんですよね。甘言を垂れ流して何度も通ってくれたら、大きな収入源になりますから。
でも私は占い師じゃないし、個別に鑑定するのが面倒くさいので言っちゃってます。
こんな占い師が教えない裏話を書いてるので、ぜひ以下の書籍もお読みくださいね。(Kindle Unlimited会員は無料で読めます)