電子書籍の表紙って、どうやって作ればいいの?
電子書籍を作りたい人の中には「表紙が用意できない!」と悩む人も多いでしょう。素人がデザインソフトを使いこなすなんて、なかなか大変ですよね。
面倒だからと適当になりがちですが、売れる電子書籍にするためには、表紙作りが最重要。
本記事では、売れる電子書籍の表紙作り方についてお話ししますね。
ちなみに、本内容はkindleでベストセラーを量産している2名に聞いたことです。
二人とも同じことを言っていました。だから本内容を実践できれば、素人が好き勝手やるより売れやすくなるでしょう。
なお、表紙が持つ役割について売れる電子書籍の条件とは?|対策ポイントと参考書籍付で解説しています。「表紙なんて適当でいい」と思う人は、先にお読みください。
売れる電子書籍の表紙とは
結論からいうと「ベストセラー本の表紙を徹底的にパクって、プロに外注する」が一番手っ取り早い&売れやすくなります。
しかし、こう言われても、よくわからないですよね。一つずつ解説していきます。
「売れる」に正解はない
そもそも、どんな電子書籍の表紙がいい表紙なのか、わからないですよね。
そうです、何が売れるかわかりません。実際に売ってみない限り、誰もわからないのです。
「売れる」に正解はありません。もし売れるものが事前にわかっているなら、誰も集客・販促で困らないでしょう。大手企業が大々的に仕掛けたプロモーションだって、大失敗に終わることがあるのです。
売れる傾向はわかっていても「売れる」は確約できないと知りましょう。もし「売れる」と確約しているのであれば、詐欺か何かしらのカラクリがあります。怪しんだ方がよいですね。
売ってみない限り、何が売れるかわからない。まずはこのことを腹に落としてください。さもなければ、詐欺に引っかかります。
売れる傾向とは
しかしながら、売れる傾向はあります。プロはその辺りを知っているので、ヒットしやすいのですね。
では、素人はどうやって売れる傾向を知ったら良いのでしょうか。
売れる傾向を知るには「すでに売れているもの」を探しましょう。そして「なぜ売れているか」を分析します。
売れているものには、何かしら「売れている理由」があります。
その売れている理由をあなたの商品に取り込むことで、あなたの商品も売れやすくなるでしょう。
特に大手が出す商品は、売るために研究や費用をかけています。売るための努力がなされているのです。そのため、大手の売れている商品を分析することで、素人でも労せず売れる傾向を掴むことができますよ。
売れる表紙の作り方
ここからは、売れる電子書籍の表紙作りの手順について解説していきます。
- 参考にする表紙を探す
- タイトル・帯文章を考える
- ココナラで外注する
一つずつ解説していきますね。
参考にする表紙を探す
まずは表紙の完成イメージを決めます。kindleや書店に行き、売れている本を探しましょう。
ベストセラーやロングセラーがいいですね。書店なら平積みされている本もチェックしましょう。
「なんか似たような表紙、見たことあるな」「有名なあの本に似ている」という本は、それだけ売れやすいということ。一緒にチェックするとよいでしょう。
すぐさまランキングから消えるような本は参考にしない方がよいですね。また、売れてない本も避けましょう。
売れてない本には、売れない理由があります。あなたの本が売れなくなるので、売れない本を参考にするのはやめましょう。
ちなみに、kindle画面上では、画像がかなり小さく表示されます。書店で表紙探しをする際は、「1m離れてもしっかり文字が読めるか」も確かめてみてください。
(私の自信作「趣味の占いを仕事にする メール占い師の始め方」も、kindleで見ると文字が潰れるんですよね……)
参考になる本が見つかったら、検索して画像をダウンロードしておきましょう。参考書籍の画像を参考に、表紙を作っていきます。
タイトル・帯文章を考える
参考にする本が見つかったら、その本を自分仕様にカスタマイズします。タイトルや帯の文章を考えましょう。
※本内容は、下記「外注する」と前後することがあります。ご了承ください。
参考書籍の文字情報を使う必要はありません。むしろそのまま文章を使うとパクりになるので注意。オリジナルなコピーを作りましょう。
タイトル作りは、雑誌が参考になりますね。表紙や目次にある文章は、短いのに魅力がヒシヒシと伝わってきます。
読むことが前提じゃない雑誌(ファッション誌など/文字が少ない雑誌)は、特にコピーに力が入ってます。
また、完全無料でコピーを自動生成してくれるサイトもあります。
コピーメカでは、入れたい文言を入れると自動でキャッチコピーが生産されます。
「なんか見たことあるな」と思うかもしれませんが、ベタなのが一番魅力的だったりするんですよね。
また、キャッチコピー作りには、下記の本も参考になります。電子書籍を頻繁に作るなら、手元に置いておくとよいでしょう。
ちなみに、外注するなら、表紙見本が完成してから文字を決めることも可能です。
何文字入るか確認してから、文章を決めるとキレイに収まります。ただタイトルは先に求められることが多いので、あらかじめ考えておくとよいでしょう。
外注する
表紙と文章(主にタイトル)が決まったら、外注します。スキルシェアサービスで受注者を探しましょう。
※本内容は、上記「タイトル・帯文章を考える」と前後することがあります。ご了承ください。
電子書籍の表紙作りなら、ココナラが一番よいですね。
クラウドワークスやランサーズで募集してもいいですが、単発&相手の力量を見て発注できるので、私はココナラ一択です。費用の相場は5000~1万円ですね。
前出した参考書籍の画像を相手に送り「こんな感じにしてください」とお願いします。
それなりに受注経験がある人なら、基本的に細かい指示は不要でしょう。全体的な雰囲気を参考にしつつも、オリジナルな表紙を作ってくれますよ。
ちなみに、私はしろくまPさんを鬼リピートしてます。依頼するたびに感動するクオリティの表紙を仕上げてくれますよ。
表紙を自作したい人へ
「自分で表紙を作りたい」という人も、要領は上記と同じです。売れてる表紙を参考にします。
ただし丸パクリはNG。あくまで参考なので、そのままの使用はやめましょう。
初心者が自作する時は、canvaが便利。
スマホ&パソコンで、無料で利用できます。アカウントが連動しているので「スマホで作ったものをパソコンで微修正」なんてこともできますよ。
無料のデザインソフトとしてGIMPも有名ですが、素人がいきなり使うには難しいでしょう。私は挫折しました。
本格的に作るなら、有料ソフトを買ってもいいでしょう。illustratorとか人気ですね。
しかし電子書籍で採算が取れるかは不明。本腰入れてデザインをやる予定がない人は、canvaの無料版でお試しするのが良さそうです。
売れる電子書籍は表紙が最重要!
電子書籍の作り方は、以下の通りです。
- 参考にする表紙を探す
- タイトル・帯文章を考える
- ココナラで外注する
労力やリターンを考えると、外注費用も高くありません。むしろプロの素晴らしさや表紙の重要性を思い知るでしょう。
ぜひあなたの電子書籍が売れるよう、最大限できることをしてくださいね。
推薦図書:売れるコピーライティング単語帖
タイトル作りは、豊富なワードがある本がオススメ。最近はこちらの本が「バカ売れキーワード1000」より人気みたいです。