初心者&学び直しにピッタリ!短歌カードゲーム「57577」とは

「短歌やってみたい」と思うけど、なんだか難しそうですよね。語彙力やワードセンスに自信がなかったり、いきなり作ることに抵抗があります。

私も短歌を勉強していたのですが、なんだか行き詰ってやめてしまいました。もう一回やりたいと思いつつも「短歌を考えるのが大変」「」

そんな中、「57577 ゴーシチゴーシチシチ」というカードゲームに出会いました。1文字も考えることなく1首作れたのが本当に衝撃的でしたね。

難しいこと抜きに短歌作りの楽しさを味わえるので、これから学びたい人も短歌にウンザリしてる人もぜひ体験してみてください。

目次

カードゲーム「57577 ゴーシチゴーシチシチ」とは

「57577 ゴーシチゴーシチシチ」(以下ゴーシチ)とは、幻冬舎から発売されたカードゲーム。5音と7音の「言葉カード」があり、それらの札を並べ替えて短歌を作ります。

遊び方は複数ありますが、一般的な遊び方は以下です。ポーカーみたいな感じですね。

57577 を2人でプレイ。完成して、お互いの手札を公開してます。
  1. 手札を配る(5を2枚、7を3枚)
  2. 山札と場札を用意し、手札と交換する
  3. 2巡するうちに手元の句を完成させる

トランプやウノみたいに複数人で遊ぶゲームですが、使い方次第では一人でも楽しく遊べます。

短歌の歌人が作ったゲームだけあって、ワードセンスが絶妙。カードをめくるたびに「こんな単語が使えるんだ!」と驚くでしょう。

「57577 ゴーシチゴーシチシチ」をプレイした感想

ここからは短歌をかじった私から、ゴーシチの感想をご紹介します。

簡単に短歌が完成する

プレイした日は本当に創作意欲がなくて、 1首作れる自信がありませんでした。

でもゴーシチはカードを並べ替えるだけだから、一文字も生み出す必要がありません。

どの札を使ってもそれなりの句が完成するので、完成時の喜びはかなり大きいです!

短歌力が磨かれる

楽しく遊んでいるうちに、短歌を作る力が自然と磨かれます。

例えば、私は「桃太郎にも」という5の札を引きました。最初は主語になるいいカードだと思いましたが、よく考えると「にも」って使い勝手が悪いんですよね。非常に限定的というか。そこを意識して作った句がこちら。

逃げ出した桃太郎にも雨の中 パジャマ姿の世界征服

最初から「桃太郎にも」と「世界征服」を使う予定だったので、1の句(5音)と4の句(7音)を変えようと思い手札を交換していました。

このように、遊んでいるうちに自然と言葉の使い方が磨かれます。また、他人の句を読んだり解説を聞くと「そういう考え方もあるんだ」と学びになります。

こうやって書くと難しく見えますが、私は無意識にやっていました。この経験は自分の短歌作りに活かせるので、短歌のトレーニングにもゴーシチは役立ちます。

ひとまず作るネタ出しに最高

私が短歌を作り始めてすぐに直面した問題が「ネタがない」。

でもゴーシチを使えば、いくらでも短歌が作れそうだと思いました。カードを広げたり無作為に引けば、思いもよらない単語に出会えます。それを句としてそのまま使ったり、単語や世界観を借用して 1首作ることも可能です。

「何について詠んだらいいんだろう?」と迷った時にも、ゴーシチは役立つと思いました。

もちろん著作権があるので、盗作や丸ごと利用はやめましょう。あくまで自分用の作句練習に留めてください。

カードで気軽に短歌を作ろう

ゴーシチがあれば、未経験者でもすぐさま短歌が作れます。創作経験がない人は、あまりに簡単に 1首作れることに衝撃を受けるでしょう。

短歌作りのトレーニングにもなるし交流ツールにもなるし、最高に楽しいカードゲームです。ぜひ体験してみてください。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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