海外版Kindleって売れる?|出版後半年の成果報告

2022年8月に、アメリカ版Kindleからセルフ出版しました。

詳細や出版手順はこちら
英語版Kindleを出版してみた|費用は?制作手順は?

その時のことを本ブログで紹介したら、意外に読まれてる!発表当時は反響がなかったので、驚いています。

でも多分、一番気になるのって収益でしょう。

ちょうど半年経過したので、海外版Kindleの売れ行きを発表します。

▼出版した本はコチラ

目次

海外版Kindleは売れるのか

残念ですが、まったく売れません(笑)

時々読まれるだけで、KENPから毎月5円ほど入金されます。「二桁になったらラッキー」って感じですかね。

私は20冊出版してるので、読まれているのは別書籍かもしれないですしね。(海外版Kindleの出版前から多少は読まれていました)

正直外注費用の方が高くついたので、今すぐ稼ぎたい方にはオススメしません。

ただ昨年12月に初めて売れたようで、2000円入金された時は超驚きました! 外貨なので、書籍本体が売れた時は大きな収入になると感じてますね。

投資感覚で、今すぐ見返りを求めない方なら出版するのはアリだと思います。

なぜ私の本は売れないのか

「出版しても全然売れない!」と嘆くKindle作家が多い中、毎月万単位で稼ぐ私はそれなりに売れている方らしいです。

でも海外版Kindleは大コケしました。個人的な推察ですが、売れない理由をご紹介します。

知名度がない

大前提として、私は無名の素人です。だから本を見つけてもらう時に、自分の知名度は利用できないんですよね。

国内で売れたのは、ストアカのおかげかと。「講座内容がほぼ学べる」と銘打ったので、講座を受けるのが面倒な方から多数購入されました。

ちなみになぜ講座内容を書いたかというと、毎回喋るのが大変だったから。だから本も講座も同じ内容。本なら1/10以下の値段で学べたのです。

しかし海外では、ストアカ効果は使えません。純粋に中身勝負になりました。

海外市場に慣れていない

突然ですが、検索する時ってどんなキーワードを入れますか?

きっと「Kindle 売れない」みたいに、単語で入れるかと思います。しかし海外だと、どう検索するんでしょう? 海外サイトに馴染みがないため、温度感が分かりませんでした。

もちろん海外用のサジェスト検索サイトもありますが、私自身が英語苦手なのとそこまで情熱を割く気がないので、知識なし。Amazon内での検索キーワードのみを設定しています。

ニーズがない

そもそもこれが一番だと思うのですが、ニーズがない本だと思っています。

たとえばアメリカだと、日本よりもスピリチュアルが身近な存在です。パーソナルカウンセラーなど、心のケアを重視しているのです。

それに占いは海外発祥なので、日本のいちライターが書いた本が、信憑性があるか疑問。それにアメリカでは分厚い本が好まれるそうなので、サクッと読める薄い本が売れるとは考えにくいのです。

つまり一言でいうと、見誤ったという感じですね。

でも発売前には絶対に気づけなかったことなので、今は販売してよかったと思っています。(負け惜しみみたいだけど笑)

海外版Kindleは「売れない」と思って出版した方が無難

国内では受ける作品も、海外で受けるとは限りません。もしかしたら爆売れするかもしれませんが、まずは「売れたらラッキー」くらいの低い志で出版した方が無難です。

外貨のおかげで、売れた時は大きく入ってくるでしょう。余裕のある方はぜひ試してみてくださいね。

これから出版したい人へ

そもそもKindleへの出版経験がない、初めて電子書籍を作るという方に向けた一冊。海外版に挑む前に、ぜひ国内版で力試ししてみてください。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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