シナリオを勉強していると出てくる「ログライン」。聞いたことはあっても、見たことがないという人も多いのではないでしょうか。
基本的にログラインは、表に出てきません。しかしとある方法で、ログラインを見ることができます。
本記事では、ログラインを見る方法をご紹介します。サンプルが見たい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
「ログラインとは」と思った方は、こちらをご覧ください。
→ピッチ&ログラインとは|「どんな作品?」に秒で答えよう
ログラインを見る方法
まずログライン自体は見ることができません。書籍や作品解説で、一部が公開される限りでしょう。
しかし「ログラインっぽいもの」なら、簡単&たくさん見ることができます。
まずはたくさんの作品に触れ、「こんな感じ」というのを掴んでください。そうしたら自分なりにログラインを作り、誰かに話してみせましょう。
ログラインを見た後は、こちらの記事を参考にしてください。
→ログラインの作り方|あなたがログラインを作れるようになる方法
ログラインはどこで見れるか
ログラインやログラインっぽいものは、次の方法で見ることができます。
ラノベのタイトル
最近やたら長いタイトルの小説がありますよね。あれって、ほぼログラインと同じ役割をしています。
ログラインより文字数は多いですが、作品の全体像を掴む上では参考になります。
▼流行とともにタイトルをチェックするのにオススメ
特になろう系小説のタイトルは長めですよね。本を買わずとも、タイトルを眺めるだけで参考になります。
2chのスレッド名
ネット掲示板2chのスレッド名には、時々ログラインっぽいものがあります。そもそもタイトルでスレ民を惹きつけるため、ログラインと役割は同じです。
なぜスレッド名が役立つかは、下記の書籍が参考になります。創作にも役立つので、よかったら一読してください。
なお、最近は2chが元ネタのYouTube動画が多数あります。YouTube動画のタイトル自体もログラインっぽいものが多いので、参考にしてみてください。
▼私が好きな作品
参考:ブログタイトル
ログラインとは多少異なりますが、ブログやネット記事も勉強として役立ちます。2chスレやYouTubeのタイトルに興味が出たら、ネット記事やブログタイトルも分析してみましょう。
競合が多い上に無料であるネット記事は、読んでもらうのも一苦労。そのため読者を惹きつけるようなタイトルが冠されています。
ちょっとした文言で読者の読みたさを刺激したり、実はかなり勉強になります。今度からはネット記事を読む時は「なぜその記事が読みたくなったのか」考えてみてください。思わぬ仕掛けが隠れているかもしれませんよ。
SAVE THE CATの法則
ログラインだけでなく、創作術全般が学べる一冊。数本ですが、本書にはログラインが掲載されています。人気映画のログラインなので、ログライン自体も面白い。商業化したい人は、ぜひ一度見ておきましょう。
脚本分析に興味がある人は、関連書籍も参考になります。
“ログラインっぽいもの”なら、簡単に見れる
ログラインは公開されていませんが、ログラインっぽいものなら簡単に見られます。というか、見れるような世の中になっています。サンプルを自分なりに分析することで、「ログラインとは」を自分のものにできるでしょう。
自分の作品作りに役立つので、ぜひたくさんのサンプルに触れてみてくださいね。