キャッチコピーが苦手なライターは短歌を学べ

私は求人広告を作っているのですが、かなりキャッチコピー力が求められます。基本的には短文の方が好まれるため、キャチコピーでなくとも短文を作る力があった方がいいです。

「短文を作るのは楽」と思うかもしれませんが、実はかなり難しい。言いたいことを端的にまとめるだけでなく、読者の心を掴む必要があります。内容選定言葉選びのセンスが同時に求められるのです。

私も必要に迫られてキャッチコピーの入門書を買いましたが、いまいちピンとこない。そもそも短文に興味がないからかもしれません。しかし仕事上キャッチコピーを作る力は必要なので、困りました。

そこで閃いたのが短歌作りです。

俳句や川柳だけでなく、シナリオやタイトル作りなど、短文を作る力は幅広い創作で役立ちます。どの実用文であれ文芸であれ、短歌を学んで損はありません。

私がシナリオ学校に通っている時、某売れっ子脚本家から「シナリオ作りに俳句が役立つ」と教えてもらいました。

最初は俳句にしようと思ったけど、季語とか和歌とか難しそう。だから「いい本があったら学ぼうか」程度の心づもりで本屋に行きました。

そして見つけたのがこちら。「天才による凡人のための短歌教室」です。

アメトーーク!で話題になったそうで、本屋の目立つ位置に平積みされてました。正直、短歌ってよくわかってないのですが、俳句よりは敷居が低そうです。

読んだ感想などはこちらの記事にまとめているのでご参照ください。
【レビュー】天才による凡人のための短歌教室|刺さった理由5選

コピーライティング講座に通った筆者であるため、方法論が具体的です。また、参考になる短歌や例題・推敲の様子が学べるので、短文作りのマインドが学べます

キャッチコピーや短文に興味がない私でしたが、本書ですっかり開眼。今ではすっかり短歌作りにハマってしまい、毎日何かしら短歌を作っています。短文を作るのが楽しくなりました。

ライターの中には、創作に興味がない方もいるでしょう。しかし本書は短歌だけでなく、短文作り全般に役立ちます。もしあなたがキャッチコピー作りに行き詰ってて、良き入門書に出会えていないなら、本書がかなり力になるはずです。

※Kindleでも読めます。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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