俳句を始めたら、俳句手帳が欲しくなりますよね。しかし種類が多く、どれを選べばいいか迷います。
本記事では市販されている俳句手帳をまとめました。
ただし個人的には「吟行時は普通のノートがいい」と思っています。理由は以下記事をご参照ください。
→【決定版】吟行時の持ち物リスト|私の失敗から学びました
俳句手帳の選び方
俳句手帳には、専用手帳と俳句を書くのに特化した縦書きノートがあります。また、機能性重視か見た目重視かでも選ぶポイントが分かれます。
自分がどんな風に俳句手帳を使うかを想像することで、最適な俳句手帳が見つかるでしょう。
最低限のスペック
- 縦書き
- 罫線が太め
選ぶ時のポイント
- 家で使うか、外で使うか
- 季語などの付録が必要か
- ノートの装丁は気にするか
家で使うか、外で使うか
一番の違いは、メインで使う場所です。家で使うなら大型&凝った装丁のノートでも使えます。しかし吟行するなら小型の方が便利。句会に行くときは鞄にノートを入れるので多少大きくても構いませんが、多少は持ち運び中の汚損を覚悟しなくてはいけません。
「どれも気にしないよ」という方であれば、お好きなものを選べます。
季語などの付録が必要か
俳句手帳の巻末には簡単な季寄せや句会情報を書くページなど、俳人ライフに役立つ付録が付いています。吟行したり句会に参加する方なら使いやすいでしょう。
もし家で使うのがメインだったり都度歳時記を開くなら、なくてもいい部分といえます。
ノートの装丁は気にするか
俳句手帳の中には、かなり装丁に凝ったものもあります。糸綴や和紙のノートだと、持ち運ぶ時に注意が必要ですね。
名句の書き写しや自分のベスト句集を作るなら、豪華な装丁のノートを使うと雰囲気が出て素敵です。
おすすめ俳句手帳5選
ここからはオススメな俳句手帳を5つご紹介します。
俳句手帳(森岡紙製品)
オーソドックスな俳句手帳。巻末に季寄せや句会予定表があるので、吟行や句会のお供に最適な一冊です。表紙がビニール製なので汚れにくいのもGood。初心者にもベテランにも使いやすいでしょう。
どれにするか迷ったら真っ先に選びたい一品です。
殿様ケンちゃん俳句手帳
プレバトの俳句コーナーで講師を務めた俳人・夏井いつき先生が自著で紹介していた俳句手帳。多彩なイラスト付きなので、味気ない手帳に飽き飽きしている人にもいいですね。
絵で季語が学べるので、特に初心者にオススメです。
文庫本サイズノート(京都 浪速屋/はるべ)
京刷り物インクの「京 湯葉色」を使用した文庫サイズのノート。シンプルなのに雰囲気があって、自分の著書を持ったような気分に浸れますね。俳句だけでなく、日々の思いつきや一行日記を書くのにもよさそうです。
カバーを付けると、こんなにオシャレに早変わり! 句会で見せたら一目置かれそうですね。
▼カバー付きはこちら
ノート A6 立太罫(ツバメノート)
俳句用ノートではありませんが、ツバメノートの縦書き&太線ノートが俳句にぴったり。値段も安価なので、とにかく練習するから数が必要&お試しで一冊買いたいという方ならいいですね。もし俳句に飽きても、俳句用じゃないので別の用途で使えそうです。
家で使うならB5サイズもあり。サイズを選べるのもツバメノートの強みですね。
▼B5サイズはこちら
俳句ノート(和綴じノート-A5)
まるで過去の歌人たちが愛用したかのようなデザインが素敵なノート。A6サイズが多い中、本ノートは少し大きめのA5サイズ。家で使ったり他のノートと一緒に持ち歩くならあまり気にならないかと思います。
普通のノートより少し厚めの用紙なので、筆ペンサインペンマーカーでは裏滲みしにくい。万年筆や筆ペンなどで書くと、ますます雰囲気が出そうです!
お気に入りの俳句手帳で創作活動を楽しもう!
普通のノートもいいですが、やはり俳句専用の手帳があると気分が上がります。自分の用途に合った俳句手帳を選んで、俳句作りを楽しんでくださいね。