ショートショートが書きたい!
そんな人におすすめな、ショートショートの書き方本をまとめました。
ショートショート(超短編)の書き方とは
ショートショート(超短編)の書き方は、普通の小説と少し違います。どちらかといえば、ネタ勝負。トップなアイデア。予想できない展開。切り口の斬新さなど、内容が重視されます。
平凡な内容だと日常エッセイっぽくなってツマラナイ。書き方も大事ですが、内容が何よりも重視される作品ジャンルなのです。
ショートショートの書き方が学べる本の選び方
ショートショート専用の小説入門書を手に入れましょう。普通の小説入門書の場合、ショートショートには応用しづらいでしょう。
ショートショート専門の入門書は、筆者が限られます。一人の著者が複数冊出版している場合もあるので、「合わないな」と思ったら、別の著者から学んでみてください。
ショートショートの書き方がわかるオススメ本
ここからは、ショートショートの書き方本をご紹介します。
なお、同じ作家の本は集約しています。似た内容になることが想像されますからね。参考として類似書籍も載せているので、お好みの本を選んでくださいね。
小さな物語のつくり方
星新一の愛弟子、江坂 遊によるショートショート入門書。星新一より受け継ぎ発展させた「創作技法」を惜しげもなく披露しています。
作り方だけでなく、著者の新作ショートショート(12編)と「世界の名作ブックガイド」付。若干読みにくい文体ですが、ショートショート好きなら押さえておきたい一冊です。
たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座
現役ショートショート作家、田丸雅智の著書。独自の「田丸式メソッド」を使えば、創作初体験&苦手な人でも40分で書けるようになります。
全国でショートショートの書き方講座を実施し、2万人以上の老若男女が「書ける!」を体験しています。
プロとして第一線で活躍している筆者なので、学ぶことは多いでしょう。「まずは一冊」という方にオススメです。
こちらは旧版です ※基本的な内容は上記と同じです
他のショートショート入門書はこちら
テンプレート式 超ショート小説の書き方
面白い小説の構成パターンをテンプレート化。誰でも300字小説が書けるようになることを目指しています。
本書は2014年に発売された「テンプレート式 超ショート小説の書き方」の改訂版。前作にない「肉付け」の章を追加されています。
ただし、完成作品のクオリティは正直ビミョー……。「まずは書けるようになろう」を目的としているため、最初の一歩を踏み出したい人には役立つでしょう。しかし書き慣れた人やレベルアップしたい人には向きません。
「とにかく何か書きたい」「まずは形にしたい」という人にオススメな一冊です。
前作はこちら ※基本的な内容は上記と同じです
作家脳 R・ヒラサワの~Novelist’s brain~
ブログ「R・ヒラサワの~Novelist’s brain~」を電子書籍化。作品10編と発想法『ストレスシート』が紹介されています。
著者の経歴を見る限り、商業作家ではないのでしょう。しかし相当に苦労し、スランプを脱したのですね。その辛苦から生まれた独自メソッドは、多くの人に役立つでしょう。
リアルな創作手法が知りたい人にオススメな一冊です。
原稿用紙10枚で人生を変える小説トレーニング
ショートショートと違いますが、役に立ちそうな本をご紹介します。小説トレーニングとして「4000字の超短編を書こう」という本です。
物語を原稿用紙10枚に納めるので、構成の基本が学びやすいでしょう。ショートショートには役立たないかもしれませんが、小説の基礎は身につくはずです。
ゆくゆくは長編を書きたい(そのために短編小説を書きたい)という人にオススメです。
どれか一冊選ぶなら…究極的におすすめな入門書とは
多数紹介しましたが、「どれか一冊!」選ぶなら、私は以下をおすすめします。
なぜなら本書を読んだら「なんだ、他のやつ読まなくてもいいじゃん!」ってくらいスッキリ理解できたからです。他にも読んだのですが、結局本書以上にわかりやすいと思える本はありませんでした。
小中学生向けなので、情報量としては他に劣るかもしれません。しかしその分無駄がなく、要点を掴みやすい。私は一章だけで「ショートショートの作り方」を完璧に把握できました。迷ったらぜひ、本書を読んでみてくださいね。
自分に合ったショートショートの書き方本を選ぼう
ショートショートの作り方は、独自メソッドが多いですね。相性があるので、ダメだと思ったら別の著者の本を読むのがオススメです。
また、ぜひ筆者の創作物を読んでみましょう。相性がわかる上に、完成作品のイメージが湧きやすくなりますよ。
他のおすすめ本も見てね
【小説の書き方】おすすめ本はこちら
【ゲームシナリオの書き方】おすすめな本はこちら