小説書き視点◆もらって本当に嬉しいプレゼント、NGプレゼント

「小説を書いている友人にプレゼントを贈りたい」と思った時、何を選べば喜んでくれるでしょうか。

ネットの意見がだいぶ的外れに思えたので、アマチュア文字書きですが、私的な意見をご紹介したいと思います。多分同じこと思っている人は多いと思うので、ぜひ参考にしてください。

一応補足しますが、基本的にプレゼントは何をいただいても喜びます。物より気持ちが嬉しいと思うのですね。ただその嬉しい気持ちをMAXにするため、本記事を参照くださると嬉しいです。

目次

人によっては地雷になるプレゼント

いただけるものは何でも嬉しいです。しかしネットでは定番になっている文房具や書籍(辞書、資料など)は、個人的には避けた方がいいと考えます。なぜなら作家自身にこだわりがあるすでに持っている場合が多いからです。

文房具

作家によっては文房具に強いこだわりがあり、自分に合った道具を使っている可能性が高いです。

愛用している文房具なら本当に嬉しいですが、自分に合わない文房具は有難迷惑だったりします。

書籍(辞書や資料)

文字書きであれば、すでにある程度の辞書や資料を持っているはずです。類語辞典が2冊あっても困りませんが、助かりもしないでしょう。善意の空回りになってしまいます。

また「持っていない=必要ない」場合もあるので、資料を送っても喜ばれない可能性が高くなります。個人的には「書籍内に知りたい情報があるか」や書籍の難易度があるので、資料は自分の目で選びたいと思いますね。

ポメラ

ネットには「ポメラ」という意見もあったのですが、私は過去に購入→使いづらくて処分した経緯があります。高額商品ですが、誰もが喜ばないと知っておいた方が無難です。

ちなみにプロの中には文字組(紙面に文字がどうならぶか)を気にする方もいるので、パソコンじゃないと執筆不可な方もいるかと。「書ければいい」というわけではないのでご注意ください。

文章講座、小説セミナー

以前私が小説講座を開いていた時「友人にプレゼントしたい」ということで代理申込がありました。これは特大地雷です。絶対にやめましょう。

理由は二つ。一つめは講師との相性があること。作品・人間性ともに合う相手でないと、お互いに否定された気分になり、不愉快な思いをします。二つめは本人に学ぶ意欲がないこと。自らの欠点を認めて「学びたい!」と決意しない限り、いくら講座に参加しても無駄です。講師も受講生も時間を損した気分を味わうでしょう。

「なぜ申し込んだ!」と後で喧嘩にならないためにも、自分以外の講座申込はやめた方がいいです。

高確率で喜ばれるプレゼント

相手が欲しがっているものor愛用しているものでない限り、独断で選ぶのは避けた方がいいです。とはいっても、文字書きであれば文房具や資料が一番嬉しいのも確か。

なので現金か図書カード、アマギフが最も喜ばれます。身も蓋もないですが、本当に応援したいならこれが一番です。

アマギフなら金額指定できる上に、Eメールやテキストメッセージで贈れます。住所やメルアドを公開していない作家さんにも贈りやすいですね。

「それでも何か物を贈りたい!」というのであれば、以下がオススメです。

ファンアート

プロ作家や二次創作は別ですが、アマチュアで一次創作している文字書きにとっては何よりも嬉しいプレゼントだと思います。

感想やレビューも嬉しいですが、イラストは内容を読んでいないと作れません。より愛を感じるでしょう。さらに「使用OKのイラスト」だと自作のPRにも使えるので、作家が末永く愛用してくれるかも!

「自分で書けない」という人は、プロに外注するのがオススメ。ココナラskebで個人依頼できます。数千円でプロクオリティが手に入るので、辞書を一冊買うつもりなら余裕で購入できますよ。

リクエスト

人によって賛否あるでしょうが、「先生のこんな作品が読んでみたい」という声って、案外嬉しかったりします。一人だとアイデアが似たり寄ったりになるので、リクエストから思わぬ作品が生まれることがあります。

ちなみにハウルの動く城の原作は、とある学生のリクエストから生まれました。「動く城が出てくる話が読みたい」という一文から、あれだけ壮大な物語が生まれたのです。小説書きなら一度はそんな体験してみたいものですね。

ただし「絶対書け」とか強要するのはやめましょう。あくまで「先生が書くから読みたい」とお願いする感じです。もしかしたらハウルのような名作が生まれるかもしれませんよ。

飲み物

執筆のお供として飲み物の存在は大きいです。食べ物と違って好き嫌いが出にくいので、高確率で喜ばれます。さらに家族と一緒に飲めるので、一つのプレゼントで何倍もの幸せが得られます。

色んな味が入っているアソートやバラエティーパックだと、より外れる可能性が下がりますよ。

▼例えばこんなの

アイケア製品

執筆していると本当に目が疲れます。肩こりや腰痛もツライですが、マッサージ等でケアできます。目はセルフケアしにくいので、気の利いたプレゼントだと思われやすいでしょう。

ホットアイマスクなら使い捨てできるし、取材旅行中も使えるから便利です。

ちなみに私は繰り返し使えるものを持っています。消耗品に抵抗がある方はこちらもオススメ。

目をケアする家電もいいですね。自分では買いづらいので、プレゼントだとなお嬉しく思います。

作家が欲しがっているもの

裏技ですが、作家のSNSを見ていると「○○を食べた」「○○を買った」など、趣味嗜好がわかる投稿があります。そういったものをチェックして、欲しがったり愛用しているものを選びましょう。

「Twitterで見ました」など添えておくと「自分のSNSを見てくれた」「欲しがっているものを覚えててくれた」として、品物以上に喜んでくれます。

それにAmazonの欲しいものリストを公開している場合があるので、贈る前にSNSをチェックするのは有効です。

ただしやりすぎるとネットストーカーになってしまうので、塩梅にはご注意ください。

小説書きが喜ぶプレゼントをあげよう!

プレゼントは何をもらっても嬉しいものですが、どうせなら喜ぶものを贈りたいですよね。いち小説書きの意見ですが、プレゼント選びの参考になれば嬉しいです。

宮本くみこ
ライター
小説・シナリオ・エンタメを愛しています。小説書けずに苦節20年→脚本修行のため公務員辞めて上京→なんか違うと絶望→小説の真髄発見。普段は占いライターしながら小説・シナリオを書いてます。目標は国際アンデルセン賞受賞。「私自身が最高の物語」と自負してます。
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