ガラスペンを買ったものの、案外使う機会なくないですか?
手紙はそう頻繁に書かないし、ボールペン代わりに日常使いするにも不便。なぞって書くお手本帳みたいな本もありますが、1冊使えば終わりですし、そう安くないです。
そんな方のために、私がめっちゃハマってるガラスペンの使用方法をご紹介します。
そんなにお金かからないので、よかったら試してみてください。
ガラスペンで書き写しをする
私がやっているのは、小説や俳句の書き写しです。
もともと創作の勉強としてやっていたのですが、ただ書くだけって案外キツイんですよね。しかしガラスペンは「ただ書くだけ」を楽しむツールなので、目的と手段が一致しました。
書くことで自分の中に創作ノウハウが積まれていくので、創作に興味がない方も楽しめます。
書き写したものは基本的に読み返さないので、字が汚くてもOK! 気にせずどんどん書けます。
強いて欠点をあげるなら、なかなか書き進められないことでしょうか。数日で終わる趣味じゃないです。
「サクッと終わらせたい」という方は、俳句や短歌などがオススメ。短文でも十分に深い学びが得られます。
私は俳句を書きまくっていたら、一目で区切れが判別できるようになりました。
【画像あり】ガラスペンで書き写しをやってみた
ではどんな感じですればいいのか。稚拙ながら、私のやり方をご紹介します。
まず次のものを用意しましょう。
- ガラスペン
- 適当なノート
- 好きな本
本記事で使用しているアイテム一覧
同じものを使う必要はありません。お好きなものを使ってください。
裏移りが心配なノートですが、学習帳で全然大丈夫でした。気になる方はインク対応のノートを用意しましょう。
下準備
まずは本とノートを開きます。本当はスタンドがあればよいのですが、私はダブルクリップで代用しています。
要は本のページを開いたままがキープできればOKです。
本を傷つけずに開きたい方は、以下がオススメです。
ひたすら書く
用意ができたら、ただひたすら書き写します。
原稿用紙ではないので、詰めて書いてOK。しかしどのように文字組しても変わらない部分(段落や改行)は守りたいところです。
書き写しする時は、マス目があるノートが便利。ガラスペンは細かい文字が書きにくいので、ある程度大きめのマス目がよいでしょう。
私は文字数の計算のしやすさから、5mm方眼の学習帳をオススメしています。
▼私が使っているノートはコレ
適度なところで切り上げる
アホみたいな指示ですが、実は辞め時を探るのが一番難しいところ。下手に途中まで書くと「どこまで書いたっけ?」と見つけにくくなります。
私は区切りがいいので、改ページや次の段落がきたら辞めることをオススメします。
ガラスペンで書くのは案外疲れるので「たのしー!」と思っているうちに辞めましょう。でないと辛さだけが残り、作業感が強くなってしまいます。
ガラスペンでの書き写し時で、よくある質問
ここからは私がやる前に疑問だったことについて回答します。
裏移りしないの?
思ったよりしないですね。不安な方は、すみっこに試し書きしてから本格的に始めましょう。
あと所詮は読み返さないものなので、多少なら裏移りしてもいいかなと割り切っています。
文字を間違えた時は?
そもそも原稿用紙じゃないし提出物でもないし、適当に黒塗りにしています。
ただ手紙とかだと致命的なミスになるので、最初から間違えないように細心の注意を払いましょう。
インクで手やページが汚れない?
基本的には汚れません。書いた直後の文字に手を載せたり、すぐにページをめくらなければ大丈夫かと。
乾いたか不安な方は、ティッシュで軽く押さえてみるとよいです。
書き写しなんかして虚しくならない?
普通の書き写しだと虚しくなるのですが、ガラスペンだと超楽しいです。多分「書くこと」を楽しんでいるからで、書いたものに執着しないからだと思います。
それにページが埋まっていくのも快感の一つですね。「こんなに書いたのかー!」と嬉しくなります。
どの作品を書けばいい?
本当に何でもいいです。目についた本を片っ端から書いたって構いません。
文章力を上げたいなら、自分好みの文章を書く方がいいでしょう。特に希望がないなら新聞でもOKです。
何か基準が欲しい方は、文字量で決めるとよいでしょう。「長いのは面倒」という方なら短文作品を。慣れたら短編小説を。といった感じです。(私はコレです)
作家や作品にこだわりたいなら、古典や名作がいいですね。私はオー・ヘンリーを書いてます。構成力が抜群の作家なので、文章力も構成力も磨かれるかもしれません。
▼私が書いている小説はコレ
▼私が書いている俳句はコレ
参考:歳時記のレビューはこちら
ガラスペンは書き写しに最適!
書く作業が必要な書き写しと、書く楽しみを味わえるガラスペンは、最強の組み合わせです。
無心になれるので、創作に興味がない方もぜひお試しください。逆に書き写しが面倒な創作者は、ぜひガラスペンを買いましょう。新しい趣味として、毎日が楽しくなりますよ。
しっくり来ない方は
本記事で紹介する方法は、ちょっと(かなり)貧乏くさいかもしれません。抵抗がある方は、なぞり書き用書籍をお使いください。様々な書体に挑戦できるなど、自力では体験できない楽しさがあります。