かけない.comの理念

「どうして書けないんだろう」

文章が書けずに悩む人は多いでしょう。

「文章力がない」
「文才がない」

そう決めつけて、自分を責めていませんか?

しかし、私は断言できます。
文章は誰にでも書けます

ただ文章を書く上で「本当に大事なこと」を知らないだけなのです。

本当に大事なことは学校で教えてくれない

私は13歳から小説を書いています。しかし、上手く書けません。
漠然と「何かが足りない」そう感じていました。

私はシナリオ学校に1年通学していました。
プロの脚本家や監督に会い、たくさん質問しました。

でも私が知りたいことは、誰も教えてくれません。

小説の書き方やハウツー本を読みまくりました。
しかし「何か」はわからなかったのです。

私はある日気づいたことで「何か」を見つけました。

しかし、それはどこにも書いてありません。
誰も教えてくれません。

「既に作者が知っていること」
「教えられない領域」として、処理されるからです。

「これさえ教えてくれたら、私は悩まなかったのに……」

しかし、私はその「何か」を得ました。
書けない人が何で悩んでいるかを知っています。

プロが教えられない「何か」を教えられるのです。

創作界の「ネギをうえた人」になりたい

突然ですが、韓国の童話「ネギをうえた人」をご存じでしょうか?

ざっくり内容を説明しますと、

ある所に、人間が牛に見える国がありました。

そこでは、肉親や仲間同士が相手を食べる悲劇が、日常的に起こっています。

そんな惨劇を防ぐため、青年は解決策を求めて旅立ちます。

なかなか解決策が見つからず、何十年も経過。

老人になってようやく「ネギ」を食べることで解決すると知ります。

老人はネギを持ち帰り、自国に植えます。

仲間に知らせるも、老人は国民に食べられてしまいます。

それからしばらく経ち、自生したネギを食べ、牛に見える事態は解決しました。

しかし、誰がネギを持ち込んだのか、知る人はいません。

※童話「ネギをうえた人」より引用

私は自分の発見が「創作界の常識」になってほしい。
そして創作の悩みが、この世から消えてほしいと願っています。

世の中には、無責任な創作法が多いです。
また、本当に知りたいことを教えてくれない創作学校が多い。

小説を書く以前から見直さないと、
そもそも小説は書き上げられないのです。

本当は「くみこ式メソッド」とかにして
学校を作ったり、売り出せばよいのでしょう。
そしたら私は大金持ちです。

しかし、そんなことは意味がない。
作家以外で名を残すことは、私は興味がありません。

それよりも、遠い未来、

「この書き方が普通だよね。 作った人なんているの?」

そう言われるぐらい、書き方の認識が改まることが理想です。

確かに小説を書くのは大変です。
とても面倒だし、頭を使います。

でも選ばれた人の特権ではありません。
むしろ努力の仕方さえ間違えなければ、誰もが書けます。

創作で悩む人がいなくなってほしい。
気軽に創作を楽しんでほしい。

その願いの下、本サイトで発信しています。

参考図書:ネギをうえた人―朝鮮民話選

表題作以外にも、考えさせられる話が多かったですね。見たことない話が意外と入っていて、興味深い一冊でした。